見出し画像

我が子が「子タレ」だったとき

こんちには。

新年度を迎え、
みなさま、新生活・進学・進級
おめでとうございます。

そして諸々のお手続き
本当にお疲れ様です。
大変ですよね。

我が家も昨日は末っ子が小学校の入学式でした。
はじめは教室に入るのも緊張していましたが、
少し経つと教室から廊下へダンスをしながら移動している姿が見受けられ
子供の適応力に驚いております。


適度な風で
ひらひら舞う桜の花びらに
「the入学式」を演出してもらいつつ帰宅し、

そこから即座に学校と学童の名前シール付け、プリントの処理・記入。
夜までかかりました。

そして、未だに
緊急メール登録や各所の案内登録などは
終わっていません。

本日は4月早々、
GWのスケジュールを全て決めようと思っています。

GWに旅行に行かれる家庭、多いですよね。
うちは毎年行きません。笑

「行かない」というより「行けない」。
高いし混んでいるし…
パパがいないので
ひとりで連れて行くには体力をもっていかれます。

ですのでいつもはじめから
GWでの「旅行」は諦めていますが
その代わり「行楽」は存分に行います。

子供が3人いると、
おのおの友達との予定・ママ友の集まりなど
保育園時代や小学校のクラスごと、
たくさんあるため、
一瞬で埋まります。

だからこそ、
子供たちがより多くのお友達と楽しめるよう
はやめのスケジューリングが必要です。



前置きが長くなりました。

今回のタイトルについて
そろそろ書き出していきましょう。


長女が子供タレントだったとき


1、きっかけ

「子タレ」を経験させよう、と思ったのは
ずばり「娘が可愛かった」からです。

産まれて新生児室にいるときから
「なんて綺麗な子を産んでしまったのだろう」
と、ドキドキしていました。

はい、親バカです。
バカすぎるので、あえて強調してみました。

もちろん長男と次女も可愛いのですが
長女は別格に顔が可愛かった…。

お姫様の生まれ変わりかなと思うほど
新生児のころからシュッとしていて
気品に溢れた見た目をしていました。
(そんな彼女も、成長するうちに「うんこ」しか言わなくなりました)


正直、ダンスの才能や音感などのエンタテイメント性は
次女の方がセンスあります。

しかし、なんにしろ
お顔がかわいい…

親バカすぎて申し訳ございません。
きっと世の中の大半の親が
「うちの子が世界で1番かわいい」
と思っていることでしょう。


私ももれなく
「世の中の大半の親」のひとりだったため
長女が2歳頃に芸能事務所に入れ、
約3年間、「子タレの母」をやっていました。



2、お仕事内容

某CMや、ファッションモデルの仕事をしました。
大手の事務所だったからなのか、
それぞれギャランティは良かったです。

お給料は、本人の口座に直接振り込まれるようになっていますので
親の通帳だと記帳が多く埋もれてしまいますが、
子供の通帳だと記録に残りやすいのもありがたいです。

将来、
「これはあなたが自分で稼いだお金だよ」
と話をするのも楽しみです。

CMは子タレが数人いっしょに現場に入り、
モデルはスタジオ撮影を単体で行っていました。

メインで決まっている子が急に来れなくなり、
サブとして決まっている子が繰り上がりメインになることもあります。

楽しかったのはモデル撮影で、
当時からオシャレが大好きだった長女は
たくさんの服の中から
色々と「お着替え」できるのがうれしそうでした。

ポーズを決めて撮るというよりは
あくまで自然体で遊んでいるところを
撮っていく形が多かったです。

また、撮影後、
お気に入りのお洋服を「買取」できるのも
子供に似合うファッションを知るきっかけになり
ポジティブな成果でした。



3、オーディション

前述のようなお仕事は
全てオーディションで決まります。

このオーディションが大変でした。

まず、
親のスケジュールを入れにくい

担当のスタッフさんからメールで頻繁に
オーディション情報が送られてくるのですが、

急に決まることもあるため
メールが届いたらすぐに「行ける/行けない」の返信が必要です。

親のスケジュールは後回しで
とにかくどこにオーディションや撮影の予定が入ってもいいように
ほとんど予定を空白にしていました。

ありがたいことに当時、
自宅にわたしの幼馴染も住んでいたため
夜帯に予定が入ったときは
どちらかが長女を連れて行き、
どちらかが長男と次女を家で見る、ができていました。

日中の予定であれば、
他の2人の子は保育園に行っているので
仕事の調整ができれば私が、
できなければ幼馴染が連れて行く形にしていました。


オーディション会場には
当たり前ですが
たくさんの母親と子供がいます。

父親の姿はなかったので
こういうことに熱心なのは母親が多いのだろうと思います。

いずれの母親からも
「我が子が1番かわいい」
をビンビンに感じ、

子供たちもオーディション慣れしている子は
発声の練習をしたりなんかしています。

子供同士はどうか分かりませんが
母親同士は互いをライバル視しているんだろうなという感じが伝わってきました。

本番の撮影よりオーディションのときの方が
空気がピリピリしています。


我が家は3人とも、
0歳児から幼児教室に通っていましたが、
その時と親の雰囲気は似ています。

「うちの子は、月曜にスイミングと英会話、火曜はアレコレ…」
「うちの子は9つ習い事してるのよ。最近もうひとつ気になる習い事があるの」

口を開けば習い事マウント。
親のエゴです。
子タレも、本人が楽しんでやっているならともかく
結局は親のエゴです。

滑稽なことに
当人より親が必死なのです。


オーディション会場では
泣き出す子はあまりいませんでしたが、
親や大人に言われたとおり義務的に、

年齢よりずいぶんしっかりした受け答えをする子が多かった印象です。



4、子タレをやって良かった?

良かったと思っています。

その理由は、
長女が小学校3年生になった今でも
「またCM出たいな」
と言うから。

辞めた大きな理由は、

①ケガができない、日焼けができない
②歯の生え代わりに応じて差し歯を作らなきゃいけない

この2つです。


日焼け止めはもちろん今でも塗りますが
公園で遊ぶにしろ
何をするにしても
「ケガをさせないよう」
「夏はあまり日焼けのしない遊びを」
と敏感になっていました。

思いっきり好きなことをして
遊ばせてやることができなかった。

つねに体を綺麗に保たせなければならない、
そう思って少しでも危ないことをすると
止めに入ったり。
冒険させてあげられなかった。


歯も重要で、
生え変わりの時期になると
子タレは差し歯を作ります。
(今は変わってるかも)

虫歯もできないよう
甘い物は控えていました。

でも、お兄ちゃんの影響で
どうしてもアンパンマンチョコが食べたくなったりします。

お兄ちゃんだけ食べて
自分は食べられない。

なんてかわいそうなんだ!
虫歯ができないように日頃から注意して、
できたらできたで治療すればいいじゃないか!

そんなふうに思い、
子供が子供らしく
楽しいことは全力でやって
冒険もさせて
食べたいものを食べられる日常を作ろうと

子タレ卒業を決めました。



さいごに

これからやってくるGWがとても楽しみです。

どこの公園へ行こう、
テントも持って行ってピクニックもしようかな、
子供たちが楽しんでくれるといいな。

そんな気持ちでいっぱいです。


長女には
「また芸能活動がしたくなったら、自分でオーディションを見付けて事務所に入ってごらん」
と話しています。

そのときは
親のエゴでもなく、
自分の意思でやりたいことでしょうから。


子供たちが自分で決めたことは
全力で応援します。

今はその「やりたいこと」が見付かるよう
たくさんの経験をさせてあげたいと思います。


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?