「捨てる」を始めたら の省略したドロドロの部分

2017年 頃
まだまだ本調子には、遠く
人の半分も動けないで居ました。

部屋で横になると、目に付くのは…

・本やノートが山積みのデスク
・出掛けた時に着た服が乗ったデスクチェア
・閉まりそうで閉まらないクローゼットの扉

部屋がものに埋まってて
その中心に横たわる私は、
広い棺桶に入ってる様な気持ちになってました。


なにも思い通りにいかない
自分の身体すらもままならない
心が死んでいくよう


広い棺桶の中で…

事故前の色々うまくいかなくてモヤモヤしてたこと

大好きなことを仕事にしてたら
同じくらい辛いことも我慢しなきゃいけないと思ってたこと

大好きなことがそんなに好きじゃなくなってきてたこと

辛いことを辛いって
アピールするのは子供みたいで
幼稚だって思ってたこと

巻き込まれて偶然もらった事故のこと

不運が偶然だって受け入れられないこと

安静にしてたって元には戻らないこと

心身共に穏やかにしてなきゃいけないこと

全然眠れないこと

頭の中がぐるぐるグルグル
この部屋みたいに納まりきらなくて、尚更イライラするばかり。


こんなボロボロな私を誰にもぶちまけられない。
話された相手も困ると思う。
そんなことをスマホで調べる日々でした。

そんな時に琴線にふれた
「断捨離」「整理収納」
調べ始めました。


そこから「捨てる」を始めて
「捨てる」ができるようになって
「捨てる」中毒になりかけました。

色んなものに
きちんと「さよなら」って
区切りをつけられるようになり

そんな自分が嬉しくて
小さな成功体験を繰り返しているうちに「捨てる」行為に没頭していったのです。

どんどん「捨てる」うちに
家族に止められました。

あれもこれも捨てるの?

最初は、これが「断捨離」だと
得意げにしていたけど、
そのうち自分のしていることは
「捨てる」がしたいだけなんじゃないかと考えるようになりました。

「捨てる」ものがなくなったら
きっと“なんとなく”買って
そして「捨てる」

それじゃ、ただの浪費だ。

「何のために“捨てる”のか」
「何を残すのか」
「どうなりたいのか」
「どんなものに囲まれたいのか」

一旦「捨てる」をやめて
自分とクローゼットと話し合いました。

残った服は…
偏ったデザインの服が多いこと
定番の服がないこと
着ないけど思い出の服
気に入ってないけど新品に近い服

とりあえず、
定番の服を何着か買いました。

重たい服
窮屈さを感じる服
ピタッとしたデザイン
が着れなくなっていました。

だから、
なるべく定番のシンプルで
軽くて
ゆったり
丈夫で
お家で洗える
着まわしのきくもの
を選ぶようになりました。


そしたら、老けた…
心踊ることのない
楽チンな定番だけ着てた

老けた自分を見たら、
つまらないと思い始めました。
毎日おんなじ様な服、飽きちゃう。


私、
色んな洋服を着る
のが大好きだ!


ミニマリストに私は、向かないと思いました。
憧れは、憧れで心に置いておくことにしました。

極端なことはやめて
ゆっくり
自分の性分と好みを見定めて
買うものは
なるべくこれぞ!と思うものだけ

定番と組み合わせて活かせるもの
捨てたくない思い出の服
決められないものは残し
どうでもいいものは捨てました。

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