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[大人必見!?]褒めて伸ばす事へのリスク[頑張りすぎなあなたへ校外編2]

こんにちはokaです。

本日はつい最近小学校の先生からお聞きした話でものすごく面白いと感じた話があるのでご紹介させていただきます。
※部分的に不適切な表現、話し言葉があるかもしれません。ですが一部だけを切り取らず最後まで見て考えてもらえると幸いです。


以下目次です。


1.褒めて伸ばすは危険!?

つい最近小学校の先生と話をする機会があり(自分は高校が専門)そこで

小学校先生「ところでoka先生は生徒を褒めますか?」

私「そうですね、褒めるって事よりはできた事に単純に”すげーなっ!”と言ったりしますが過度に〇〇さんすごーい!などは自分はあまりないですね💦」

小学校先生「あーだから好かれないんですよー笑」

→私「。。。。」(ほっといてくれ。笑)

と言うような話をしていたところ、褒めて伸ばした子はどうなるか?と聞かれました。

私は単純に小学生をイメージしながら、
→喜ぶ → もっとやる → もっと伸びる → 学力など高くなる

のでは?と答えました。そしたら”ではその先は?”と聞かれ”うーん幸せになる?”など曖昧に答えていると衝撃な事を言われました。


小学校先生「子供たちは壊れてしまいます。」


え?
私はびっくりしました。そりゃもう天地がひっくり返るぐらい。(例えが古い?)
だってこの小学校の先生ってめちゃくちゃ有名な方で、更に授業やクラス運営なんて文科省のお墨付きで、各学校(他県含む)、行政(他県含む)、からも、ものすごく視察され、また各メディアなどでも上げられてるぐらいとにかく”超絶すーぱーてぃーちゃー”なわけで。

そんな人が褒めて伸ばしたら、最後生徒が壊れる?なんですとー?っと。

しかしその先生は静かに話してくれました。

私も一応色んな人から”すごい”、”なんでそんなに指導できるんですか?”、”教師の鏡だ”などと言われていましたし、正直嬉しかったんです。
だからめちゃくちゃ勉強しましたし、頑張りました。
またその影響で生徒も評価され、喜んでめちゃくちゃ頑張りました。その結果どんどん結果はよくなりました。


だから僕はめちゃくちゃ生徒を褒めたんです。
”すごいぞ皆んな!”
”皆んなならもっとできるぞ!”
ってね。また僕自身も褒められました。そしてどんどん出世しましたよ。

でもね。その後彼らどうなったかと言うと、、、
壊れちゃったんです。私も含め。皆んな。


いやもうここまでの話で”なぜそうなる!?”と変な短編小説を読んでるのかぐらいミステリアスな世界に引き込まれた感じでしたよ。


*****続き*****

私は少し沈黙した後”どう壊れたんですか?”と聞きました。
正直この聞き方は正しかったのか、また考えてから発したのか無意識なのか、、、覚えていません。しかしそれ程までに脳を刺激され、思考回路が止まってしまうぐらいの衝撃だった事だけは覚えています。

小学校先生「その後どんどん頑張った子たちは”褒められる事”に依存してしまい、
褒められる=良い事
褒められない=悪い事
と受け、褒められる事しかしなくなりました。
私も色んな先生や管理職、また教育評論家が期待している事に答えなければ。と思い期待されている事だけにどんどん時間をさくようになりました。
その結果”鬱”になりました。いきなり。
また生徒たちも世間一般で言われる良い学校(ここでの会話では学力が高い事を指しています)へ進学して行きましたよ。でもほとんどは”鬱”になったり、対人関係で上手くいかずやめたり、また親へ暴力をふるう子までいましたね。それを聞いたのはもちろん彼らが卒業して随分あとにですけど。
でもなぜこんな話は表面化しないかわかりますか?」

私「。。。。。」

小学校先生「皆んな褒められる事が先行して育ったからです。人間、自分がやった事に関して称賛される事は良いんですよ。自分がしたい事をしているので比較的ストレスが少ない。けど褒められる事が得意な事になっちゃうと頑張っちゃうんです。
能力がある内は良いんです。けどいずれか超えてくる日がきます。
自分のキャパを超えた時
自分が本当に心から楽しんできたものでない時
無理してきたものが一気に出ちゃうんですよ。でも褒められる事で育つと、褒められない=悪い事になっちゃうから言わないんですよ。認めれないんですよ。そんなはずない。自分はまだできる。褒められる事しないと、、、っと。親も同様でまさかうちの子がって。
私も同じです。
まさか自分が
自分の教え子が、、、、
っと想像できますか?」


なるほど。
私なりに整理すると

・好きな事や興味を持っている事をどんどんして成功していくのはストレスが少ない
・褒められる事をしていく事はストレスが多い

では褒める事はダメなのか?
色々疑問に思いましたがとっさにでは言葉が

私「ではどう褒めていくのが正解なのでしょうか?」

そう聞きながら頭ではなんてナンセンスな質問をしたのだと後悔しました。

2.どう褒めればいいのか?

小学校先生「いい質問ですね。」

この言葉にビックリしました。なぜなら私はナンセンスな質問をしてしまったと思いながら本能的に言葉にしてしまったのに、、、それがいい質問だと。
いい質問ですね。=褒められている と私は感じているので正直意外でしたが嬉しかったですし、何歳になっても褒められる事はいいなと。やっぱり褒められる事はいい事だなと。
そんな事を0.5秒(感覚)ぐらいで走馬灯のように脳内を駆け巡らせているとすかさず

小学校先生「今嬉しかったでしょう?笑
まさにこれなんです。oka先生もいい質問ですね=褒められた。と感じませんでしたか?これも危険です。次から”いい質問をしよう”と思ってしまうからです。」

ビックリしました。心が読み取られているようとはまさにこの事かと。

小学校先生「だから私は極力”面白い質問ですね”とか、答えた後に”その質問はなぜしましたか?”と聞くようにしている。そこでの反応や回答で本質的に質問しているのか、褒められたいのかを探っています。
また褒める際は”いいですね”とか”頑張ったねー”だけを言う事は極力避けていますし、ましてや”次はもっと頑張ろうね”とは言わなくなりました。そのかわり”〇〇さんの〇〇できる事はすごいですね”と具体的な褒め方をしてますね。」

なるほど頑張る事=褒められる事ではなく、自分が好きでやった事や成果に対して褒められる事がある。と言う体験を積ませた方がより”自分がしたい事してもいい”と思える環境を構築しやすいと。

そうなれば褒められる事を頑張るより、より自分がしたい事と向き合える事に繋がると。

3.どう伸ばせばいいのか?

では結局どう伸ばせば(成長環境を作れば)いいのか。

まずは本当に自分がしたい事を見つけさせる!
事が大切だと教えて頂きました。


また子供は(特に小学校低学年)損得感情がより純粋に働くので(大人は単純に働くと言っていました。うーん深い。)
例えば話してもらいたい子供の特徴として
黙る→話しかけてもらえる=黙った事で話しかけてもらえたから黙った方が得だ。
教室でなかなか座らない→座らない事で気を引けた=座らない方が得だ。

と言うバイアスがかかるそうで
      注意される < 話してもらえる
と言う式が成り立つと単純に話をしたいから話すと言う式にはならないとのこと。(ここに関してはまた別の機会に書きます。未来のリンク先↓↓)


と言うように単純に、よりも純粋に。で判断する事が多いと。
できれば早期にこの純粋さを利用してしたい事、好きな事を引き出して伸ばしてあげる事が大切と教えて頂きました。

4.おまけ

如何でしたでしょうか?

正直最後のオチがはっきりしないような感じはしませんか?(私はしました。)

なので自分なりに少し考えてみました!

結果どう伸ばすのかでは本当に好きな事を見つけてあげる事が大切と教えて頂きました。ではどのようにして見つけてあげられるのでしょうか?
それはとことんしたい事ができる環境作りなのではないでしょうか?
ここには様々な制約はあるかもしれませんが本当に好きな事、やりたい事を見つけれた人って一体どれだけいるのでしょうか?自分は意外と難易度は高いのではと思っています。
だからこそ、一緒に見つけてあげる意味や価値があるのだと思います。
私もそんな誰かの役に立つ人間になれるよう引き続き頑張りたいと思いました(^^)

また引き続き教育ネタは書いていきたいと思いますのでよければ♡・フォローお願いします。

本日は長々と読んでいただきありがとうございました!

以上褒めて伸ばすリスクでした!

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