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エマニュエル・トッドの思考地図《読書一服》

エマニュエル・トッド(著)大野 舞(訳)

本書の初めの方に「なぜ哲学は役に立たないか」
という節がある。実は今、私はマルクス・ガブリエルの著作を
いろいろ読んでいるところ。

著者はこんな内容のことを書いています。  
人間は最悪の事態から目をそらすように出来ているのではないか。
(奥深いレベルで)
歴史的に見ても、人間が最悪の事態を予測しない能力を持っている
ということは証明されている。
人間が自然界ではなく、自分たちの社会について考察を進めたときの
その究極の目的とは、真実を見つけることではなく、本質を忘れると
いうことにあるのではないか。

今の日本の状況に当てはまることがあるような、個人的な面でも当て
はまるような。

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