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ヒラスズキ釣りはドMな釣りの理由



『この人 なんて無茶な事やってんだ!』
 


衝撃的な映像を釣り番組で見た事がありました


強風が吹き荒れる中
一面、真っ白なサラシが広がる背の低い磯から
何やら長いルアーロッドを振るい魚釣りを
している何とも危険極まりない映像だった。
(安全のマージンは取られています)

その映像の中にいたのは
エビング・キャスティズムでおなじみ
プロアングラーの村越 晴海氏でした
村田 基氏と並ぶ 釣り業界のレジェンドである



その荒れた磯から狙っていた魚は
【ヒラスズキ】
磯でのルアーゲームにおいて
青物と並ぶ人気ターゲットである

その時見た村越氏の映像が
脳裏に焼き付いていたようで
それから数年後に海でのルアーゲームを始める
きっかけにもなりました


ヒラスズキは
専門で狙う人も居るほど
魚体の美くしさと引きの強さ
なにより難易度の高さから
この魚に魅せられた釣り人もいる


以前は、
私もその一人でした


今でも磯に上がれば必ず狙う魚ですが
自分自身の置かれている日常から
この釣りだけに賭ける事から
足が遠のいてしまいました

なぜ難しい釣りなのかは後程…





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ヒラスズキの釣れる条件


ヒラスズキは非常に臆病な魚で
広がったサラシの中で
岩に寄り添うように潜み
寄ってきたベイトを捕食します

・サラシが広がる磯場・ゴロタ場である事
 →それなりに荒れた日で無いと
  サラシは広がらず
  荒れ過ぎると釣りにならない
  更に、風向きや潮位にも関係するので
  磯自体も限定される
 

・ベイトが居る事
 →風向きや潮、季節による
  降り立った磯のベイトの有無は
  結構な運の要素が強いと思います
  読める人は神です

・生息域
    →東北地方でも釣れている報告はありますが
  あまり多くの個体は居なさそうです
  しかし、近年はヒラスズキに関わらず
  どんどん北限が伸びている感じがします
  


以上のように
サラシはあるが、安全に釣りが出来ると言う
条件付きの釣りが余儀無くされる


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ヒラスズキ釣りの優待券の有無


今日は荒れ模様で夜中には落ち着きそうだ
翌朝は潮位も丁度いいのでサラシが広がるはず
チャンスだから朝マズメやって仕事に行こう

ヒラスズキを釣りたい人なら
早起きして地磯に足が向くはずだが
家庭を持つ人間だと

熱意だけでは不可能
現実がブレーキをかける

例外的に
・自宅からフィールドが比較的近い
・毎朝、家事をしなくていい
・家庭をかえりみない
・奥さん/旦那さんが 何でも許してくれる

僕には無理です…

毎週末は、自分の釣りだけに時間を使える人

この位の待遇がないと、条件が合わずに
数シーズン釣れない事だって余裕で有り得ます

ようやく取れた休みの日に合わせて
都合良くサラシは広がってくれません

このチャンス時に動ける人=
   ヒラスズキ釣りの優待券なんです



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幻の魚と言われるの理由


自然の条件にかなり左右される上に
非常にバレ易い
今のはアタリなのか?
それとも岩に軽くヒットしたのか?
磯場なので何でもフッキングしては
ルアーをロストしてしまいますし
同じ所を何度も通したり
誤ってバラしてしまうと
ポイントが潰れてしまいます

以上のように少ないチャンスの中で
経験を積んで行く釣りになります

しかし『居れば釣れる』と言う人もいますし
条件が良ければ難しい釣りではないようです
但し、条件付きです!!



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纏め


以上の様に、この釣りの難易度の高さは

ヒラスズキが釣れる条件下で磯に立てているか

です。


なんだかネガティブな事ばかり
書き連ねてきましたが
成し得た時の感動は
他の釣りでは中々拝めません
更に言えば、食べても美味しい魚です♪


来シーズンは
ヒラスズキをメインの釣りとし
もう一度 磯を歩いてみようと思います


タックルハウスのHPより

磯スズキ 6箇条

バイブルです
ご一読あれ





それではまた





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