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留学連載『35歳で、ガールと呼ばれる』

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米国パーソンズ美術大学への社会人留学2年間の思い出。非常に個人的かつ一般化しづらい内容なので、とくに関心のある読者のために、質問やリクエストに応えるかたちで進めたいと思います。授… もっと読む
米国パーソンズ美術大学への留学体験記、買い切り型の有料マガジンです。他の記事も気になる方は読み放題… もっと詳しく
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記事一覧

【留学体験記】 #006 / 英語レジュメ今昔

【留学体験記】 #006 / 英語レジュメ今昔

本稿は、灰色ハイジ「デザイナー向けの英語レジュメの書き方・作り方」に触発されて書いたものです。とても参考になる記事で、渡米前に泣きながらレジュメ作ってた私に今からでも教えてあげたい。そして改めて基本中の基本について読み返すと「あれからずいぶん遠くへ来たなぁ」とも感じるので、本記事ではそうした心境のビフォーアフターについて書こうと思います。先に断っておくとハウツー記事じゃないよ!

現在の私のレジュ

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【留学体験記】 #005 / さよなら卒業生たち

【留学体験記】 #005 / さよなら卒業生たち

めちゃくちゃご無沙汰しております。時系列順に書こうとするから躓くのであるよな……。以後は心を入れ替えてカジュアルにランダムに更新していこうと決めました。また、この留学日記を、というよりは、noteそのものを放置してしまっていたので少し体制を入れ替えました。有料コンテンツ読み放題の定期購読プランをご用意しております。といっても、すでに当有料マガジンご購入の方は、引き続き、追加料金などなくここだけお読

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【第4回】一学期目、はじまりはじまり

【第4回】一学期目、はじまりはじまり

少し間が空いてしまってご心配をおかけしました。ここからまた連載を再開していきたいと思います。いろいろ書き方を模索したのですが、やっぱり時系列がいいだろうと考え、しばらくは「卒業」を目指して、愚直にグダグダ書いていきますね。

飴玉をもらう入学式私が入学したのは、2015年8月末のこと。正確な日付ははっきりしないが、8月最終週には新入生のための入学ガイダンス、オリエンテーションのようなものが幾つかあ

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【第3回】オトナ学部に通っています

【第3回】オトナ学部に通っています

■スピード卒業が可能です 私が通っているのは、ニュースクール大学の傘下にあるパーソンズ・スクール・オブ・デザインという美術大学である。パーソンズはさらに、ファッションやインテリアなど専門性を冠した5つのスクールを擁す。私が属しているのは「School of Art, Media, and Technology (AMT)」というスクール。この中がさらに、デザイン、写真、イラストレーション、ファイン

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【第2回】日本の私、アメリカの私

【第2回】日本の私、アメリカの私


■性格がガラリと変わる 「Myers–Briggs Type Indicator(MBTI)」という性格診断テストがある。欧米でよくキャリアカウンセリングに使われるもので、簡単な質問に答えると全16種の性格タイプのどれに当てはまるかわかるという。先日ふと思いついて、「日本語圏の私」と「英語圏の私」それぞれを診断してみた。本名とペンネームを姓名判断にかけるようなものだ。

 日本語圏の私は「ENT

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【第1回】誰もがおのぼりさんになる街

【第1回】誰もがおのぼりさんになる街

■通学路は、五番街 イーストビレッジにある自宅から4丁目通りを西へ進むと、ワシントンスクエアパークの南東に突き当たる。この一帯はニューヨーク大学(NYU)の校舎や関連施設が建ち並んでいて、平日は授業時間割にあわせて大勢の学生や教員たちが行き来する。晴れた日の午後は大道芸人やストリートミュージシャンで賑わうが、朝8時台は太極拳にいそしむ近隣住民がいるくらいで静かなものだ。東西に長い公園を中央の噴水へ

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【第0回】35歳で、ガールと呼ばれる

【第0回】35歳で、ガールと呼ばれる

「Hey, Girls!」と呼ばれて、振り返れるだろうか。

年が明けたらすぐ38歳になる私には、なかなか難しい。咄嗟に自分のことだとは思えないだろう。紛うことなきアラフォー、よその子供の前では「おねえさん」より「おばさん」を自称すべき年齢である。お肌の角を曲がりまくり、卵子はみるみる減少し、化粧品も食品もアンチエイジング成分入りを勧められる。会社員なら管理職に就いていてもおかしくないし、早い人な

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