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井の頭恩寵公園

井の頭恩寵公園のボート乗り場の賑やかしい様子を描きました。
今年のゴールデンウィークは空の便が過去最高の予約数だとか訪日客が3月に単月で初めて300万人を突破して以来こちらも引き続き過去最多だとか、景気のいい話で何より。

「ボートも人も多めで賑やかにしてください!!」ということでした。
自分だったらこんな賑やかには描かないです。
個人的には、間のある画面が好きなので間のある構図にしようとして、あまり物を描かないようにしようとします。

それはそうだし、これは面倒です・・・
ボートを描くということはボートに乗る人もそれぞれ描き、ボートの影、ボートが水面に落とす影、ボートが水面に映る色、背景の植生の影と色が水面に映るのをその数だけ描かなければいけなくなります。

こんな時一瞬「げっ…」と思うのですが、否応なしに描くというのは自分にとって最高の勉強にもなりそれでお金がいただけるのだから本当に「めっちゃありがとうございます!!」と思いなおすします。

橋の辺りまでくるボートや植生の水面への写り具合を気にしながらまずは手前の人達を描きました。

コピックなので、白は紙白。
「紙白」っていうのは佐々木悟郎さんというカッコいい水彩画を描くイラストレーターさんがいてMAYA さんでお会いした時に、紙の地色で白にしているのをこう呼んでいたので、私もこう呼ばせていただくことにしました。
それまでは「紙の地色」と言ってたんですが。
それにしても、25年くらい前は私の中で「ゴローさんと言えば陶芸家の鈴木五郎さん」でしたが今では「ゴローさんと言えば佐々木悟郎さん」になったのが感慨深いです。(どうでもいい話。)

さて、白いところはコピックで後から白く塗ることはできないので(絵の具で塗ればいいじゃん、というのは嫌なので)、間違って塗ってしまわないようにチマチマ進めます。
そうは言っても100%私はミスをするので、後でよく分からなくなる薄い色から塗り進めます。

これくらいまでボートの形と水面への映り具合が定まってくるとちょっと安心です。

で、ちょっと安心すると100%ミスをする人間なので色々確認し直してから先へ進みます。


空のような広い面をコピックでムラムラが少ないようにだんだん塗れるようになってきました。


目次のボリュームが多く、中央辺りの女性二人組がちょっと目障りでした。
もしや、入稿前に、直して欲しいけど遠慮されたのか…?
これは、私にとってもマイナスなことなので次号から(は間に合わないかもしれませんが)「直せますから遠慮なく仰ってください!!」と伝えねば、と思いました。

あと3日のゴールデンウィーク。
主婦は買い物料理後片づけ洗濯掃除・・・諸々大変ですが頑張りましょう!!


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