日々にこぼれ落ちてしまう、惹かれるものの記録2
夜のドライブで、道路を照らす、整然と並ぶ街灯を眺めるのがなんだか好きだ。調べてみたら、「道路照明灯」というらしい。
子供の頃の記憶では、運転席には父がいて、助手席に母、うしろに兄と私、ユーミンか山下達郎が流れている。たいてい夕食後でお腹はいっぱいで、ただ座って帰るだけのハッピーな時間だと思うのだけど、窓からどんどん後方に流されていく道路照明灯を見ると、どうしてか決まって心細い気持ちになった。みんな側にいるのに。
暗くて、街灯の灯りが頼りの心許なさ。今どこにいるのか全く分か