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265 刻石流水。

「刻石流水(こくせきりゅうすい)」とは、「受けた恩義はどんな小さくても心の石に刻み、施したことは水に流す」ということを表す言葉です。

人から受けた恩はその人に返すのみならず、より多くのひとに施すこと。そして自分が施したことは、その瞬間に忘れること。

これ、もともとは仏教経典にあった『懸情流水 受恩刻石(情を懸けしは水に流し、恩を受けしは石に刻むべし)』から来ているのですが、かなり本質を突いた表現ではないかと。だから今でも残っているのですが。

つまり現実は、この反対のことをするケースが多いのではないでしょうか。自分が受けた恩は水に流し、自分が他人にかけた情けの方を石に刻んでいる。結局は相手に求めるばかり、という訳です。私も仕事をしていて常に「利他の精神であれ」と心に刻んで活動しているつもりが、実際にはセコい損得勘定ばかりしていることが往々にしてありますので。

経営者となってからは、できる限り我慢することをようやく覚えましたが、そもそも「我慢する」という表現に問題ありかも。それどころか「受けた恨みつらみを石に刻んでいる」ような気が。まるっきり学習できていないですねぇ。

まだまだ修行が足りないことを改めて思い知ったGWでしたので、せめてここからは寛容さを継続できるようにしなくては。いや待てよ、寛容さは継続するものではなく、今後の人生観を完全に変容する覚悟を持っていかねばなりません。

今関わっている終活ビジネスは確実にライフワークとなりますので、よりその覚悟が必要となるでしょう。

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岡橋秀樹
一般社団法人プリエンド協会 代表理事
㈱プリエンド・マーケティング 代表取締役
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