「遺書」



もういっそ 目覚めなきゃよかったと思った朝
何もかも嫌だって こぼす場所もない
誰だって辛いのはとっくにわかってるけど
布団から出られずに 泣いてしまうのです

ああ このまま ずっと一人か
考えるほどに恐くなる 触ったら壊れるような
砂の身体になれたら

いつかは消え去る 哀しみの器ごと
誰かが垂らした喜びも灰にして
五日で忘れる愛されたかった声も
「さよなら」って書く手が震えるな

「嫌いにならないと誓って」そう言ったとこで無駄で
自分勝手をわかってもらいたいなんてひどいね
私の欠陥はここです いなくなる前に触って
なにもかも捨てる最後に 思い出したいから

いつかは消え去る 哀しみの器ごと
誰かが垂らした喜びも灰にして
5日で忘れる愛されたかった声も
「さよなら」って 書く手が濡れていた

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