「あなたのままでいい」って簡単に言うけどさ

今日は昼から新宿御苑でLIVEです。
頑張ります。

この頃、自分がLIVEをする意味、みたいなものがなんとなくわからなくなっていて、LIVEの朝はなんとなく不安になる。

なにをするにしても不安、不安ばかりで、心から物事に身を浸して、きちんと楽しめた試しがない。

とはいえ、LIVEが終われば、それなりに楽しめたな、と思えるものだから不思議だ。矛盾している。

たぶん、LIVEのたびに不安が湧き上がってくるのは、LIVEをしたとしても誰にもなんの反応も得られなかった時の徒労感を、直接自分の人間としての価値と直結させ、自ら自尊心を破壊しているからなのだろうと思う。

「あなたはあなたのままでいい」なんて歌う人がよくいますよね。

でも、僕が僕のままでいいと思えるのは、僕が「社会の中に自分の居場所があると心から思える」というスタート地点に立てた時に初めて意味を発揮する言葉で、「僕のできることは何にも役になんか立っていないし、今となってはさして価値も生み出していない」と思っている以上、僕は僕のままでいたってどうしようもないと思うんですよね。

だからそういう歌は基本的に社会的高階層、もしくはメンタル強者への歌だよな、と思ったりする。

まぁ、別にあってもいいと思うんですけど、僕には他人事に聴こえるし、「はいはい結局売れた人か売れたい人の歌ね」と思うというだけの話です。

でも一歩引いてみれば、報われないし死ぬしかないような内容を描いた自分の歌の方が余程、多くの人から見て他人事に思えるものだから、結局僕の方が間違っているということになるのだろうか。多数決でいけば、おそらく。

嘲笑って頂けたら幸い。

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