ツルガキ_LITTLEあ

全米映画興行収入ランキング(4/12~14編)2019


お待っとさんでした。

毎週月曜恒例のBOX OFFICE全米週末映画興行収入ランキングの時間です。

4/12~14のトップ10は、こちら!

1)SHAZAM!

$25.1M ($94.9M) 2週目(ー)

2)LITTLE

$15.0M ($15.0M) 1週目(初)

3)HELLBOY

$12.0M ($12.0M) 1週目(初)

4)PET SEMATARY

$10.0M ($41.1M) 2週目(⇩)

5)DUMBO

$9.2M ($89.9M) 3週目(⇩)

6)CAPTAIN MARVEL

$8.6M ($386.5M) 6週目(⇩)

7)US

$6.9M ($163.5M) 4週目(⇩)

8)AFTER

$6.2M ($6.2M) 1週目(初)

9)MISSING LINK

$5.8M ($5.8M) 1週目(初)

10)THE BEST OF ENEMIES

$2.0M ($8.1M) 2週目(⇩)


前回に引き続き1位は『シャザム!』だい!

2週目の週末過ぎても1億ドル行けへんかったのはキツいな。

DC&ワーナーとしては、ちょっと痛いね。

そのぶん日本で挽回だ!

日本ももう『アベンジャーズ』一色やで。

あちゃ~

2位は『リトル』だよ。

名作『ビッグ』の大小&男女&白黒逆転版やんけ。

だね。古典的なコメディ劇といえる。

なんでこんなベタな映画が2位になったの?

主演の女の子も助演のお姉さんも、見たことない人なのに。

Marsai MartinとかIssa Raeとか聞いたことないな。

唯一、レジーナ・ホールだけは『最終絶叫計画』シリーズで知っとるけど。

Marsai Martin(マーサイ・マーティン)もIssa Rae(イッサ・ラエ)も、日本では無名だからね。

でもアメリカではかなり注目されてる二人なんだよ。

いわゆる天才子役っちゅうやつか。

イッサ・ラエお姉さんは何者?

イッサ・ラエは女優としてよりも作家&プロデューサーとして有名なんだよね。

彼女は2011年からYouTubeで、製作・脚本・監督・音楽・主演の『THE MIS-ADVENTURES OF AWKWARD BLACK GIRL』という番組を始めた。

まずこれがネット上で話題になったんだ。

すっごい手作り感満載(笑)

そして2013年から同じくYouTubeで『THE CHOIR』という番組を始めた。

シーズン1は旧約聖書の各書を、シーズン2は新約聖書の各章を題材にしたコメディ歌劇だ。

今度は主演せずに他の俳優たちを使ってね。

なかなかチャレンジングな作品やな。

そして2016年、イッサ・ラエはメジャーシーンに躍り出る。

HBOにて製作・脚本・主演のドラマ『INSECURE』をスタートさせたんだ。

YouTuberから一気にメジャークリエーターだ!

しかもゴールデングローブ賞のテレビ・ドラマ部門にもノミネートされ、人気シリーズとなったんだよ。

今年の秋にはシーズン4が始まるらしい。

そして今回のメジャー映画の準主演か!

まさにシンデレラストーリーだな!

天才子役「マルサイ・マーティン」と天才クリエイター「イッサ・ラエ」の名前を覚えておこう。

これからよく耳にするかもしれない。

ブ~ラジャー!

さて、3位も初登場作品だ。

ご存知ギレルモ・デル・トロの出世作『ヘルボーイ』のリブート版だよ。

あんま変わってなくね?

あんま変わってない(笑)

まだ15年しか経っていないからね。

リブートする意味が、そこまでなかったのかもしれないな。

せやから微妙な数字になったんやろ。

4位もリブートの『ペット・セメタリー』だい!

5位もリブートの『ダンボ』や。

今回のランキング上位は過去作品のリメイクばっかりだな。

クリエイティブの枯渇が深刻や。

さて、8位には初登場作品『アフター』がランクインだね。

女の妄想が爆走するラノベか。

まさにそうなんだよ。

ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズの熱狂的ファンだった女性アン・トッドが「ハリー・スタイルズと恋に落ちる自分」という妄想を膨らませたネット小説が原作なんだ。

止まらない妄想ストーリーか。あんたみたいだな。

元々の小説では男性役も「ハリー・スタイルズ本人」なんだよね。

引っ込み思案な少女だったヒロインが、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズと恋に落ちる話だから。

さすがに映画では設定が変わってしまったけど。

ハリー・スタイルズと恋に落ちる一般素人女性の物語って…

いくら熱狂的ファンの妄想とはいえ、そんなストーリーありえないでしょ…

僕としてはぜひ当初のストーリーで映画化して欲しかったな。

僕みたいな妄想系の人たちに夢を与えてくれる。

あんたも作品内で雲の上の存在的な著名人たちと共演するのが好きだからな…

クリストファー・ノーラン、宮崎駿、コーエン兄弟、マーティン・マクドナー、糸井重里…

僕は『ぎゅあんぶらあ自己中心派』世代だからね。

いつか必ず現実世界でも共演してみせるよ。

対談とかでもいいけど。

オッサンはただの自己チューやんけ。

少年よ、大志を抱くのは大切やけど、こじらせたらアカンで。

うん。気を付ける…

9位の『ミッシング・リンク』も初登場だね。

『KUBO/クボ』でその名が知れ渡ったLAIKAスタジオの最新作だ。

『パラノーマン』を共同監督したクリス・バトラーの単独監督作品だね。

勢いあるな、LAIKAスタジオ。

なんといっても資金力が豊富だ。

オーナーはナイキ創業家だからね。

良質な作品を作るには、やっぱり大事なんだなあ。資金力。

当たり前だのクラッカーや。

方々から金を集めたら、方々の顔を立てなアカン。

ということで、先週末のランキングはこれでおしまい。

また来週のこの時間にお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。



『LITTLE』

監督:ティナ・ゴードン

製作:ウィル・パッカー、ケニヤ・バリス、ジェームズ・ロペス

脚本:トレイシー・オリバー、ティナ・ゴードン(『WHAT MEN WANT』)

音楽:ジャーメイン・フランコ(『リメンバー・ミー』)

出演:イッサ・ラエ、マルサイ・マーティン、レジーナ・ホール、トーン・ベル、レイチェル・ドラッチ、マイキー・デイ、J・D・マックレイリー、ルーク・ジェイムズほか




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