日の名残り第68話1

「マロニエの花、咲き乱れる頃」~『夜想曲集』#2「降っても晴れても」~カズオ・イシグロ徹底解剖・第68話

さて、主人公レイモンドと人妻エミリの二人による「交合ストーリー」における『ラバーマン』の意味を解説しよう。

前回を未読の人はコチラへ!

レイモンドは、サラ・ボーンの『ラバーマン』を聴きながら、目を閉じて昔のことを思い出す。

およそ三十年前の大学時代のこと、エミリの部屋で「レコードプレーヤ」を囲み、この曲を二人で聴いていた。

Sarah Vaughan《LOVERMAN》

エミリがこの曲を選んだことには、非常に深い意味があるよな。

深い意味!?

エミリがこの歌を選んだことには、こんなメッセージが込められているんだ…

「お互い、今のパートナーには満足していないでしょ?だって私たちは、ずっと互いを求めていたんだから…」

なぬ!?

つまり、エミリはチャーリーに対しずっと「違う」と感じていて、レイモンドもスペインで付き合ってる女を本心から好きなわけじゃなかった。

エミリとしては「私たちは間違った選択をした。あの時、お互いが惹かれ合っていたのに。本当は私たちが結ばれるべきだった」と言いたかったわけだ。

『ラバーマン』をかけることによって。

ええ!?マジか!?

前回紹介した時は「2番」までしか訳さなかったんだけど、この歌の「秘密」は「Cメロ」にあるんだ。

歌の秘密…?

1番2番までは「まだ見ぬ最愛の人」への想いを乙女が神に切々と訴える内容だったよね。

特にトリッキーな歌詞や目立った仕掛けは見られない。

『LOVER MAN』

written by Jimmy Davis
日本語訳:おかえもん

1番
I don't know why but I'm feeling so sad
I long to try something I never had
Never had no kissin'
Oh, what I've been missin'
Lover man, oh, where can you be?

2番
The night is so cold and I'm so all alone
I'd give my soul just to call you my own
Got a moon above me
But no one to love me
Lover man, oh, where can you be?

だけどCメロでそれは一気に変わるんだ…

Cメロ
I've heard it said
That the thrill of romance
Can be like a heavenly dream
I go to bed with a prayer
That you'll make love to me
Strange as it seems

こんなことを聞いたわ
恋のゾクゾク感は
天に昇るような夢心地なんだって
だからベッドでお祈りするの
いつかあなたが
私を愛してくれますようにって…
私って変よね

特に変わっとらんやんけ。

今のは普通に訳したからね。

Cメロの秘密とは、「prayer」「player」に置き換えると、歌の世界観がガラリと変わることにあるんだ。

I go to bed with a prayer
私はベッドで祈りを捧げる

が…

I go to bed with a player
バンドマンや遊び人と寝る

という意味になるんだよね…

げげげ!

1番2番で散々「運命の人に出会いたい!どこにいるの?」と歌っておきながら、Cメロでは「腐れ縁や行きずりの肉体関係」から抜け出せない現実の姿が描かれるんだ。

「love」という単語がCメロにしか出て来ないところが重要なんだね。

心では嫌っているのに、体が「a player」から離れられないんだよ。

束の間の「love」を与えてくれる存在からね。

だから「Strange as it seems」なんだな。

心は「運命の人」を求めているのに、体は「腐れ縁」や「行きずり」の安易な肉体関係を求めてしまう。

作詞したジミー・デイヴィスが、どうしてもビリー・ホリデイに歌って欲しかった理由もよくわかる。

小娘じゃ、この歌の「哀しさ」や「やるせなさ」が表現できんからな。

Jimmy Davis & Billie Holiday

なるほど…

ジミー・デイヴィスからビリー・ホリデイへのメッセージだったのかもしれないな…

かもね。

虐待に次ぐ虐待で悲惨な少女時代をおくったビリー・ホリデイは、付き合う男がことごとくダメ男だった。

既婚者やヒモ、さらにはヤクの売人だったり…

ジミー・デイヴィスが『ラバーマン』を書いた頃には、ビリー・ホリデイは酒とドラッグに溺れ、ボロボロの状態だったんだ。

ジミー・デイヴィスは、憧れだった歌姫ビリー・ホリデイに「あなたに本当に必要な男は、別のところに居る(俺のことだけど)」と言いたかったんだろうね。

そうだろうな。

歌詞をよく読み込めば、決して「ピュアな乙女心の歌」なんて単純なものでないことがわかる。

そして3番…

3番
Someday we'll meet
And you'll dry all my tears
And whisper sweet
Little things in my ear
A hugging and a-kissing
Ooh, what we've been missing
Lover man, oh, where can you be?
Lover man, where can you be?

いつか私たちは出会い
あなたは私の悲しみや淋しさを
すべて拭い去ってくれるでしょう
そして耳元でそっと囁いてくれる
抱きしめて、キスをして…
ああ、その日が来るのが待ちきれない
愛しい人よ、あなたはどこに?
愛しい人よ、どこにいるというの?


エミリとレイモンドは約三十年前に一度「あやまち」があった…

親友チャーリーの彼女として知り合ったのに、音楽の趣味が合い、レイモンドはエミリの部屋に通っていた。

歌詞の解釈について議論するのが好きな二人だったわけだから、当然この『ラバーマン』の歌詞についても語り合ったはずだ。

「今の相手じゃなくて、運命の人は別にいる」という、歌詞の本当の意味についても…

当然「あやしいムード」になっただろう。特にレイモンドはね。

「チャーリーじゃなくて僕と先に出会っていれば…」って。

まあ、そうなるやろな。レイモンドなら。

二人が「どこまで」いったかはわからないけど、おそらくチャーリーは二人の関係を怪しんだに違いない。

急に同棲を始めたのも、そのせいだろうね。

そして二人の新しい部屋ではロックを大音量で流していた。レイモンドはエミリから距離を置き始める。こうしてレイモンドとエミリの中で『ラバーマン』は過去の存在となっていった…


だけど三十年後、二人をめぐる状況は変わっていた。

エミリは溜息をつきながら、こんなことを言う。

「わたし、もう長いことこのレコードを聞いたことがなかったわ。チャーリーのせいよ。こういう音楽をかけると、とたんに苦虫を嚙みつぶすんだもの」

そりゃそうだろうな。

「運命の相手は、いま抱かれてる男じゃない」って歌だ。

チャーリーが苦虫を噛み潰すのも無理はない…

近年、エミリがレイモンドに対してイラついてた理由もそれやな。

乗り換えようにも、今のレイモンドじゃ無理やさかい。

若い頃なら「共通の趣味」だけでもエエけど、40後半じゃそれも厳しいちゅうわけや。

だね。

だけど「偽装工作中」のレイモンドが興奮したままエミリに「帰宅時間確認電話」をしたことで状況が変わったんだ。

興奮してちょっと男らしくなった口調でレイモンドが「何時に帰る?」と聞くもんだから、エミリはこう勘違いしてしまった。

「レイモンドがついに私のことを求めている!」

「吊り橋効果」だな…

何の仕事かは小説内で明示されないが、エミリは会社で緊急会議に参加しなければいけなかった。仕事が「危機的状況」だと。

おそらくエミリは職場から逃げ出したいくらい心臓バクバク状態だったはず。

そこにレイモンドから急に電話が入り、いつもと違う口調で帰宅時間だけを聞かれた。

だけど興奮状態のエミリには、こんなふうに聞こえたんだ…

「今すぐお前に会いたい。もう待ちきれないんだハニー」

もしかすると、会議中もずっとレイモンドのことを考えていた可能性もあるね。

チャーリーが海外出張で、ひとつ屋根の下でレイモンドと二晩も二人っきりで過ごすんだ。若かりし頃に「何か」あった二人がね。

ここ何年もチャーリーとの性生活に不満を持っていたエミリにとって、期待するなというほうが酷かもしれない。

せやからチャーリーはレイモンドに「昔の音楽の話は絶対にするな」と何度も念を押したんやな。

あれは「しろ」っちゅうことや。

しつこいくらい念を押して、レイモンドに意識させるようにしたわけや。

だろうね。

だからチャーリーは、二人が好むCDを3枚だけ残しておいたわけだ。

それを聴いたら、昔のムードがよみがえるようにね。

本当に嫌っていたんなら、わざわざ残しておく必要はない。他のは処分したんだから。エミリでさえ何年も聴いていなかったんだからね…

すべてチャーリーの策略だったのか!

シナリオ通り、エミリとレイモンドは発情したわけだな。

『ラバーマン』を聴きながら、ふとエミリは、レイモンドにこんなことを言う…

「ねえ、レイモンド、あなたは別バージョンのほうが好きでしょう?ピアノとベースだけで歌っているあれ」

レイモンドはチャーリーの言いつけ通り「覚えてない。何のこと?」と忘れたふりをする。

これに対しエミリは「忘れるなんて信じられない!」と烈火のごとく激怒する…

なんか臭うな。

「別バージョン」って何の喩えや?

「何か」の「違うやり方」っぽいな。

30年前のあの時に「試した行為」のことだろう。

イシグロは二人の位置関係や態勢をちょっとずつ変えさせているので、そこから想像するしかありませんね…

その道の愛好者には「あのことか!」とわかるんだと思います。

オッサン、ホンマはわかっとるんやろ。

なにカマトトぶってんねん。

さ、さて…

せっかくエミリが「あの時に二人で楽しんだこと」を「またしよう」と提案したのに、レイモンドはつれない返事をした。

恥をかかされ機嫌を損ねたエミリに対し、レイモンドはこんなことを言う…

「君の仕事はなかなかたいへんそうだね」

女に色々「仕事」させといて、ひどい男だな。

エミリはカチンとくる。

「何を言ってるの。この曲が好きじゃないってこと?止めてほしいの?そうなの?」

焦ったレイモンドは、こう答えた。

「違う、違うよ。すてきな歌だ。聞いていると・・・いろいろ思い出す。だから、しばらく静かにしていよう。さっきみたいに。そして、のんびりと」

これを聞いて、エミリは急に優しくなる。

「歌」は「アレ」のことやな…

で、レイモンド的には、さっきみたいに「静か」で「のんびり」としたペースがいいっちゅうわけや。

若かった30年前にやった「アレ」は、47歳にはキツイっちゅうわけやな。

レイモンドは上体を起こし、座る姿勢になった…

座位か…

ストレートに言うなボケ!

せっかくボカして来たっちゅうのに。

レイモンドは「チャーリーがいかにいい男か」という話をする。

そのことについてエミリは、こんなふうに答える。

「もう若いとは言えないわたしたち。二人はどっちもどっち。幸運と思うべきなんでしょうね。なのに満足することを知らない。なぜだかわからない。落ち着いて考えれば、わたし、本心ではチャーリー以外の男なんていらないのに」

そして「ワイン」をすすりながら、しばらく「音楽」に没頭する…

どうやら「ワインをすする」とは「くちづけ」のことらしいな。

そしてエミリは「ダンス」について語る。

好きな人とだけ踊っていたいのに、外野から「ちょっかい」を出して来る男たちがいると言うんだね。

「私、まだ女として終わってないどころか引く手あまたなのよ」アピールやな。

傍から見たら、かなりのイタ女や。

レイモンドは、しばらく考えてから答えた。

チャーリーから全く逆のことを聞いていたので、エミリのプライドを傷付けないように答えなきゃいけなかったんだ。

そしてエミリはレイモンドに半ば背を向ける姿勢にかわる…

背面座位…

そして曲が替わる…

『ラバーマン』が終わり、『パリの四月』が始まるんだ…

Sarah Vaughan《April in Paris》

この選曲は「交合モード」において非常に重要な意味を果たしている。

なぜイシグロがこのタイミングで『パリの四月』を流したのか、わかるかな?

理由?

確かに「4月」でもないし、場所は「ロンドン」だし…

なぜだ?

レイモンドが「早い」タイミングで「漏らして」しまったことを示す歌なんだよ。

も、漏らしてしまったァ!?

しかも、早くゥ!?

歌詞をよく読めば、一目瞭然だよな。

「chestnuts in blossom」なのだから。

ちぇ、チェスナット!?

マロニエの花が!?

「栗の花の匂い」が欲しかったんだよ、イシグロは。

でもそれを直接的に書くと野暮だから、歌を使ったんだ。

古いミュージカル音楽に精通しているイシグロならではの、高度な芸術的表現なんだね。

く、クリの花の匂い…

ホントにそっちの意味なのか?

そうだよ。

だって歌詞を書いたのは、ユーモアの天才イップ・ハーバーグだからね。

『パリの四月』とは、人々を瞬時に「そっちモード」にしてしまう「春のパリの魔法」を歌ったものなんだよ。

それが「栗の花の匂い」のせいだ、っていう「大人のジョーク」なんだよね。

あの匂いのせいで、みんな「発情」しちゃうって歌なんだ…

マロニエとクリの花の匂いは、そっくりらしいぞ。

天才桑田佳祐も歌にしている。Cメロ後のサビに出て来るよな。

サザンオールスターズ《マンピーのG★SPOT》
by Moonlight Jun

『パリの四月』が使われた元々のミュージカルでも、後のドリス・デイ主演の映画でも、「そっち系」のストーリーなんだ。

冬の間はイライラしてた女性も、春のパリで「栗の花の匂い」を嗅いだら、たちまちラブラブモードになっちゃったっていうね…

そうだったのか!

同じ香気成分スペルミンの臭いだからな!

あれはガセらしいぞ。

似たような臭いだが、別の成分らしい。

詳しく知りたければ、このブログにわかりやすくまとまっている。

さて、『パリの四月』の秘密は、滅多に歌われないこの曲のヴァース(VERSE)部分に隠されているんだよね。

April's in the air
But here in Paris
April wears a different gown
You can see her waltzing down the street
The tang of wine is in the air
I'm drunk with all the happiness
That spring can give
Never dreamed it could be
So exciting to live

春って空気でわかるもの
だけどここパリでは
春のムードはちょっと違う
街に繰り出した女たちが
「その気モード」なのがわかるでしょ?
街中に漂う「あの匂い」に
みんな刺激されてるのよ
私もあの幸福の種を飲み干したい!
自分がこんなふうになるなんて
夢にも思わなかったわ
これが生の喜びなのね!

「tang」って「独特の強い臭い・ピリッとする味」だもんな…

どう考えても「wine」のことじゃない…

ワイン程度で「So exciting to live」なんて大袈裟だからな。

この動画を見て欲しい。

ジャズとクラシック両方の世界で活躍し、NHK交響楽団の首席客演指揮者も務めるなど日本でも人気のある音楽家アンドレ・プレヴィンは、『パリの四月』の意味をよく理解していた。

『パリの四月』が「パレスチナの四月」のことで「主の復活」を謳ったものであり、同時に「生・性の喜び」を謳ったものであることを…

そしてこの小説の冒頭に登場する『ビギン・ザ・ビギン』の意味も…

だからこんな風に2曲続けて演奏したんだね。

ダイナ・ショアに「今は8月じゃなくて?」と突っ込まれたら、「パリでは一年中4月なんだ」ってジョークを返して…

《Begin the Beguine/April in Paris》
Andre Previn & Dinah Shore

なんでそれがジョークなんや?

フランス人は一年中「アレ」のことしか考えていない、という古典的なネタだ。

さて、エミリは突然レイモンドに詰め寄り、むかし部屋でレコードプレーヤを囲んで盛り上がったことを話し、こう言った。

「あれをなんで忘れられるのよ」

そこからのレイモンドの行動は非常に重要なので、そのまま引用しよう。

 ぼくは立ち上がり、グラスを持ったままフレンチドアまで歩いた。外のテラスを見やったとき、気がつくと目から涙があふれそうになっていた。拭くところをエミリに見られたくなくて、ドアを開けてテラスに出た。だが、すぐ後ろからエミリもついて出てきたから、あるいは見られたのかもしれない。ぼくにはわからない。

つまりこれは…

予想外の「早さ」で「漏らしそう」になってしまったレイモンドが、エミリにバレないよう抜いて、こっそり拭こうとしたんやけど、たぶん見られてしまったっちゅうことか…

ぼくにはわからない。

嘘コケ!

本当のところはイシグロにしかわからないからな。

テラスでも『パリの四月』が聴こえた。

エミリは「とってもいい歌」とつぶやいた後に、こう言う。

「でも、たとえ忘れてしまっても、踊ることはできるわね?」

こういうことか…

「とても良かったわ。でもまだ出来るわよね?やり方を忘れたとか言ってるけど、やれるでしょ?」

オバハンの奥飛騨に眠る女の性を目覚めさせてもうたなレイモンド…

三十させ頃、四十し頃…っちゅうくらいや。

レイモンドは「蛇に睨まれた蛙」のようにエミリの言うままとなり、エミリを抱き寄せ、ダンスを始める。

体のあちこちがぶつかり合い、ぎこちないものだったが、なんとか全身でエミリを受け止めた…

ここで初めて「結合」したのか?

じゃあさっきまでのはオーラルだったわけだな。

もうちょっと遠回しに言わんかボケ!

エミリはレイモンドの耳元でささやく…

「チャーリーはまともな人。わたしたち、やり直さなければ」

レイモンドは「うわ言」のように繰り返す…

「そう、やり直さなければ」

「わたしたち」が、かみ合ってないな。

エミリはレイモンドを「いい友人」だとし、こう言う。

「あなたなしでは、どうすればいいの」

レイモンドは「そう言ってもらえると嬉しい」と言ったあとに、こう付け加える。

「ほんとうのところ、ぼくは役立たずだ」

エミリはその言葉に反応し、レイモンドの肩を激しくつかんだ。

「そんなこと言わないで。そんなふうに言わないで」

必死やな、おばはん。

レイモンドは、今度は「8分はもつ」だろうと考える。

さっきは2、3分くらいで漏らしてしまったからね。

そしてこんなことも考える。

きっとこのあとエミリは「日記帳にした仕打ち」を思い返し、怒るかもしれないと。

日記帳への仕打ち?

「ページの皺」を伸ばしたり縮めたりと繰り返しことや!

しかもエミリによく見えるように!

「私が年だってことの当てつけだったの?」って怒られると思ったのだな、レイモンドは。

だが、こんなふうに違うことを考えてれば、持続時間は伸びるかもしれない。「8分」以上にな。

GOROやスコラのテクか。

いやはや驚きの連続だったね。

エミリの帰宅以降は「3通りの読み方」が出来るようになっていたなんて…

『ラバーマン』と『パリの四月』の使い方も「通好み」で絶妙だった。

絶妙なんてもんじゃないよな。

天才的だ。

イシグロのこんな愉快な一面を多くの人が知らないなんて勿体ないよな…

土屋政雄氏の「あとがき」じゃないが、言葉や文化の違いがあると、なかなか伝わりにくいものなのだろうか…

なんか終わったっぽいね!

さあ第3話に行こう!

っつうか、聴いてたやろ全部。

このマセガキめ。

何のこと?

さて、第3話は『モールバンヒルズ』だ…

今度はどんな話なんだろうか…



——つづく——



『夜想曲集』(@Amazon)
カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳



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