BOX OFFICE全米映画興行収入ランキング3/9-11編
おまっとさんでした!
毎週月曜恒例のBOX OFFICE全米映画興行収入ランキング!
3月9日~11日のトップ10はこちら!
1)Black Panther
$41.1M($562.0M)4週目
2)A Wrinkle in Time
$33.3M($33.3M)1週目
3)The Strangers: Prey at Night
$10.5M($10.5M)1週目
4)Red Sparrow
$8.2M($31.1M)2週目
5)Game Night
$7.9M($45.0M)3週目
6)Peter Rabbit
$6.8M($93.5M)5週目
7)Death Wish
$6.6M($23.9M)2週目
8)The Hurricane Heist
$3.2M($3.2M)1週目
9)Annihilation
$3.2M($26.1M)3週目
10)Jumanji: Welcome to the Jungle
$2.8M($397.3M)12週目
また『ブラックパンサー』が1位か!
チーター並みの独走だね~!
まさに記録尽くめのヒットとなっている。
公開から4週連続の1位は、マーベル作品で初の快挙なんだ。
これまでメガヒット作品を連発してきたマーベルだけど、3週連続が最高記録だったんだね。
すげえ!
世界累計の興行収入は、早くも11億ドルに達しようとしている。
たった公開から24日間でね。
まさにマーベラス!
かたやライバルのDCは、期待された『ジャスティスリーグ』がイマイチ不発に終わり、今年公開予定のベン・アフレックのバットマン新シリーズまでトラブってるみたいで、ちょっと心配だね。
判官びいきの僕としては、ぜひともDCには頑張ってほしいんだけど。
マーベル・ディズニー「1強時代」の様相だからね!
ワイらで帝国に反乱でも起こすか。
奴らにぎゃふんと言わしたろ。
手始めにキャラとかパクりまくって…
世界最強のフォース…じゃなくて法務を誇る暗黒弁護士団に訴えられて、軽くひねりつぶされるのがオチだと思うけど…
こわいこわい。
さて、2位も帝国…じゃなくてディズニーの新作『A Wrinkle in Time/ア・リンクル・イン・タイム』だよ。
なんか『アリス・イン・ワンダーランド』っぽい!
だってあのチームが作った映画だから。
しかも脚本は『アナと雪の女王』で監督・脚本を務めたジェニファー・リーだよ。
『ブラックパンサー』が黒人版アメコミヒーロー映画なら、『A Wrinkle in Time』は黒人版「不思議の国のアリス」だね。
監督は、あの「エイヴァ・デュヴァーネイ」だ。
Ava DuVernay
えいう"ぁでゅう"ぁーねい?
誰だっけ?
映画会社の宣伝ウーマンから映画監督に転身した人だよ。
人種差別への抗議イベント「セルマの行進」を題材にし、マーチン・ルーサー・キングJr.牧師やリンドン・ジョンソン大統領を描いた映画『SELMA』(邦題『グローリー/明日への行進』)で、監督と脚本を務めて一躍注目を浴びた人だね。
ああ!ジョン・レジェンドの主題歌『Glory』がアカデミー賞を取ったから、そっちが邦題になったという、あの映画か!
2016年にはネットフリックスで配信された『13th -憲法修正第13条-』が話題となり、論争を巻き起こした。
ちなみに「13th」というのは「奴隷制廃止」を謳った合衆国憲法修正第13条のことだね。
そうか…
彼女が扱うテーマは「アメリカ社会における黒人差別問題」だから、日本ではイマイチ有名じゃないんだ…
アメリカでは知らない人がいないオプラ・ウィンフリーが日本でマイナーなのと同じことだね。
ちなみに『A Wrinkle in Time』は、マドレイン・ラングルのベストセラー児童文学を原作としている。
日本では『五次元世界のぼうけん』として発売されたんだけど、今ではほとんど手に入らないらしく、アマゾンでもこんな感じなんだ…
お取り扱いできません!?
表紙画像すらないじゃんか!
もしかしたら帝国の手が回っているのかもしれない…
すでにダークサイドに落ちているのかも…
しゃ、洒落にならない!
なんちゃって。
たぶん映画の日本公開に合わせて新版の準備をしてるんじゃないかな?
そうに決まってる!
そうであってほしい!
さて、3位も新作が飛び込んだね…
ああっ!
こ、これは!
どうしたの!?
また帝国!?
「あの男」が帰って来た…
B級映画界の希望の星が、新作『The Strangers: Prey at Night』を引っ提げて、ついに帝国へ戦いを挑んだんだ…
「あの男」って、誰…
まさかルークか?
ルークじゃなくてヨハネスだ…
ヨハネス・ロバーツだよ…
ヨハネス・ロバーツ?
誰?
アメリカの映画史上ワースト2位の興行記録を持つ男だよ!
ああ!あの男か!
Johannes Roberts
昨夏、サメ系B級映画『海底47m』でスマッシュヒットを記録し、一部の間でプチブレイクしたヨハネス・ロバーツだよ。
クリストファー・ノーラン、エドガー・ライトに続く、「オタク系英国人監督」期待の新星だ。
年齢は三人ともほぼ一緒だけど。
ディズニーの大作映画が2つも公開されてる時期にぶつけてくるなんて、命知らずだな…
せやけど、昨年末の『スターウォーズ最後のジェダイ』に唯一真っ向勝負した『ジュマンジ2』の例もある…
SWは7週目にはトップテンから消えてもうたけど、J2は12週目もランクインや…
昨年エドガー・ライトが『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクしたように、ヨハネス・ロバーツも期待してもいいかもしれないな。
今回の映画でしっかり信頼と足場を築いて、次回作で大ブレイクだ。
でも何だかちょっぴり淋しい気もするね…
ボンクラ仲間が、手の届かない存在になっちゃうようで…
そうやってみんな巣立って行くんやで。B級映画という「ゆりかご」からな。
だから泣いたらアカン。
手を振って笑顔で送り出すんや。
4位以下は前回までに紹介済みかな?
『レッド・スパロー』『ゲーム・ナイト』『ピーターラビット』そして『デス・ウィッシュ』…
8位に『The Hurricane Heist』が初登場だよ!
『ワイルド・スピード』『トリプルX』の監督ロブ・コーエンやんけ。
王道のド派手犯罪アクション映画だね。
そして10位の『ジュマンジ2』といえば、北米市場における興行収入記録がかかっていた…
どうなったかな…
ソニー/コロンビア映画の歴代1位達成か!?
まだだった…
① Spider-Man(4億370万ドル)
② Jumanji2(3億9720万ドル)
あと「650万ドル」だね。でもちょっと厳しくなってきたかもしれないな…
頑張れジュマンジ!
スパイダーマンまであと少し!
こちらも目が離せなくなってきたね。
さて、僕は「例のシリーズ」に取り掛かるとするか。
ついに第60話を越えてしまった。どこまで行くことやら…
このシリーズも帝国軍に蹴散らされなければいいけどな!
大丈夫。僕のフォースは正しき道を進んでるはずだ。
きっと遠い英国の地でイシグロも僕のフォースを感じてくれていると思う。
だが、本当に恐ろしいのは英国のイシグロではなく桜新町の…
うわ!
なんでここにいるんだよ!?
す、すまん…
俺がちょっと目を離した隙に…
こっちに出て来ちゃダメ!
勝手にクロスオーバーイベントするな!
では、あっちで待ってるぞ。
じゃあね!手を振れないけど。
それが言いたかっただけだろ、ナカヂ…
『A Wrinkle in Time』
監督:エイヴァ・デュヴァーネイ
製作:ジム・ウィタカー、キャサリン・ハンド
脚本:ジェニファー・リー、ジェフ・ストックウェル
原作:マドレイン・ラングル『五次元世界のぼうけん』
出演:オプラ・ウィンフリー、リーズ・ウィザースプーン、ミンディ・カリング、ググ・バサ=ロー、マイケル・ペーニャ、ザック・ガリフィアナキス、クリス・パインほか
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