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複雑な世界:おかの場合

低賃金で長時間労働させられて疲れて家に帰ったら今度は政治のこと考えろだって?
考えるわけねーだろバカ!
そんなよく分からないこと考えてる暇ねーよ!人生を充実させるために家帰ったら遊ぶか資格の勉強するかに決まってんだろ!ボケ!

…そして人々が何も考えずに過ごした結果とんでもないことになりました。

というのが映画「バイス」のあらすじ。
というか監督であるアダム・マッケイの3部作「マネーショート」「バイス」「ドント・ルック・アップ」で描いたのは基本的に全部これ。

複雑な世界と、頭がよくみえる人と、何も考えない人

この3つの要素をアダムマッケイは3部作で描き続けた。

ちなみに僕の大好きなチェンソーマンもこの3つで構成されている。 

(複雑な世界)デンジから見た世界
(頭が良く見える人)支配の悪魔
(何も考えない人)デンジ

この3つの要素を描く作品が増えてきているのは、それが今という時代を象徴しているからなのだろう。

例えば、ひろゆきが人気なのも今という時代だからこそなのかもしれない。

(複雑な世界)  最近物騒な事件が多い
(頭がよく見える人)ひろゆき「○○だから最近物騒な事件が多いんです」
(何も考えない人)ひろゆきの切り抜きおもしれー!

みたいな。

ね?
最近のおれらまじでずっとこんな感じじゃん。

だからこの関係性を描く作品を見せられるとすごくリアルだなって感じられる。

とはいえ、
これだけ情報消費のスピードが早すぎる時代、手っ取り早く世界を理解するには
とりあえず
ひろゆきが言ってることを信じればいい、と思うのは当然だと思う。

(ちなみに僕はこの前DQNな見た目の客に「ひろゆき見ないんすか?」と哀れむような口調で、クソ雑魚を見るような目をされながら言われました。ひろゆきなんか見るわけねーだろ!岡田斗司夫に決まってんだろ!←同じようなもん) 


そんでまあ、アダムマッケイの三部作を見て僕がなにを思うかっていうと、

なるほど!しっかり世界のこと考えなきゃいけないな!頭の良さそうな感じの人に支配されちゃダメだな!

よっしゃ!がんばるぞ!

ーふぅ、今日も仕事疲れた、YouTubeで大好きなNiziU見ようっと!あ、なんか面白そうなひろゆきの切り抜き発見!へえ〜世界ってそういうふうになってるんだ、おれちょっと賢くなっちゃった!明日仕事だるいなあ、そろそろ寝よう、

おやすみ!!!!!

これが現実!!!!

ポストトゥルースの時代!!!!←最近覚えた使うとなんか頭よさそうな言葉。


まあ、とりあえず「ドント・ルック・アップ」を筆頭にアダムマッケイの三部作おすすめです。
ぜひ見てみてください。

あと今度のワイルドスピードおもしろそう!
待ちきれないわ!

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