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ある視点(コラムやエッセイ)

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#雑記

「はいチーズ」が、死語になる未来。

「はいチーズ」が、死語になる未来。

 写真を撮られるときの自分について。どうも不自然に見える。というか、不自然極まりない。変に撮られることを意識し過ぎてて。これもまあ、自分の声を録音して「変な声だ」と思うのに似ているかもしれない。

 一方、家族を撮るのはとても好きだ。でも家族といっしょに映る時、1人だけおちゃらけたり変に畏ったりしていることが多いのだ。普通にしていればいいのに。でもその「普通」や「自然」が案外難しいのもまた事実。

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自分の年齢に気づかなくなる話

自分の年齢に気づかなくなる話

 子どもが成長してその年齢に注意が向いていると、自分の年齢に気がつかなくなる。というか、自分に向かってちょっと待てと言って計算するくらいに、自分の年齢がわからなくなる。そのことに気がつく。

 小さいころや20代くらいまではそんなことはなかった。むしろ誕生日が近づくとちょっと腰が落ち着かなかったし、そこにあった特別感は確かに一年に一度だけの日がもつ魔法があったと思う。

 それが、30も後半になっ

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「自分がされて嫌なことは、相手にもしない」についての話。

「自分がされて嫌なことは、相手にもしない」についての話。

 人は、いつも2種類に分けられます。あるいは、分けようとします。好きか嫌いか、男か女か、白か黒か、もしくは、する側かされる側か。

 これからあまり人に言えない、でも個人的にずっと引っかかっている話をします。誰にでも、どちらかの立場で、よくある類の話かもしれない。でも自分としては、若気の至りや幼かったから、という言い訳では済まない話です。

 親が転勤族だった僕は、北は北海道、南は鹿児島まで、わり

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しばらく活字離れしていた話

しばらく活字離れしていた話

 個人的にはけっこう長い間、活字離れをしていたと思います。期間にして、1年くらい。精神的にいまいち低調だったり子どもがいたり仕事がだるかったりNetflixにどっぷりだったりとまあいろいろ理由はあるのですが、合間合間でドキュメンタリーやノンフィクション(最近ではジュディ・ダットンさんの「理系の子」や田中靖浩さんの「会計の世界史」、出口治明さんの「宗教と哲学全史」)などはそれぞれちょこちょこと読むは

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