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自分自身の幸せを本気で願っているだろうか

世界で一つの 私に幸あれ

Beautiful
Superfly
作詞:越智志帆

 暑い日が数日続いたと思えば、冬のように冷え込む日に戻ったり、強風が吹き荒れたりと、春に向かって目まぐるしく季節が動いているように感じます。

 お陰様でそこそこ忙しい年度末ですが、その合間を縫って先日、Superflyのライブに行ってきました。
 『愛をこめて花束を』を一回、ライブで聴いてみたいと思っていたところ、4年ぶりにアリーナツアーがあるということを知り、思い切ってチケットを買ったのがきっかけです。

 予備知識もほとんどなく、知っている曲も数曲しかない状態で観に行ったのですが、2時間半、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 『愛をこめて花束を』を聴くことができたのが嬉しかったのですが、ライブの中で一番心に残った曲は『Beautiful』でした。
 ドラマの主題歌やCMに使われている曲で、私も何度もラジオなどで聞いたことがあったのですが、大勢のバックバンドを従え目の前で歌う越智志帆さんの歌声とその歌詞に、心が揺さぶられました。

 その中でも特に心に残ったのが、冒頭の歌詞です。
 なぜだかわからないのですが、この日に聞いた全ての曲の中でも、この歌詞、この一節がとても心に響きました。
 全体的に力強く、『私は私でいいんだ!』というようなメッセージが伝わってくるように感じるのですが、そんな『私』を『世界で一つの私』と言い、そんな私に『幸あれ』と言う。

 私と言う存在は世界でたった一つのものであることは理解をしているつもりです。
 しかし、その私に、自分自身に「幸あれ!」と声を掛けることが、言ってあげることが、果たしていままでの人生で何回あっただろうか。
 そんなことをライブが終わった後の帰り道で、ずっと考えていました。

 誰かの幸せを願うこと、それはとても素敵で大切なことだと思います。
 でも『世界で一つの私』も、幸せを願われるべき大切な存在であって、その幸せを自分自身が本気で願ってあげることも、とても大切なことなのではないか。
 そんなことを思いました。

 この曲はこの歌詞以外にも、色々と感じたり考えたりさせれれる部分が数多くありました。
 ライブに行ったことで、また好きな曲が増えました。

 自分自身の幸せを本気で願っているだろうか
 自分自身の幸せを願うのを躊躇してしまう方。 
 自分の幸せより他者の幸せを優先してしまう方。
 そんな人に寄り添える人でありたいです。

Superfly『Beautiful』Music Video

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