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くやしい気持ちのおさめ方

人生において、「くやしい」と思ってしまう場面にめぐり合うことがいくつかあるかと思います。

その「くやしい」という気持ちは、自分でコントロールしたくてもしばらくコントロールがきかずに、時と場合によってはネガティブ思考にさえなってしまうことだってありえます。

もしもそういうくやしい気持ちになった時には、あることを強く認識しておく必要があります。

では、その「あること」とは、いったい何なのか……?

今回は、そんなくやしい気持ちのおさめ方について書かせていただきます。

●自分自身を客観的に見つめ直す

まず認識しておくべきことは、自分自身を客観的に見つめ直す必要があることです。

くやしい気持ちをおさめるには、何よりも自分自身のことを深く理解してないといけません。

たとえば、もしもあなたがくやしい思いをしていたとしたら、あなたはなぜそんなにくやしいのかを深く考えるようにしましょう。

そして、そのくやしさを、いつ、どこで、どのように、どんな感じにくやしかったのかを分析していくのです。

自分のくやしさをそうやって、深く考えて分析をすることによって、あなたの心の動きが見えてきます。

そういう心の動きに気づくことができれば、もはやあなたは、自分自身を客観視することに成功したも同然です。

自分を客観視したら、次はそのくやしさを別のものに変換する努力をしていきましょう。

●「くやしい」と思う気持ちだけでは何も生まれない

「くやしい」という気持ちは、それだけでは何も生まれません。

それは、あなたが金持ちをうらやんでも、あなた自身が金持ちにならないのと同様に、くやしい気持ちも、それだけでは何も前進していかないのです。

くやしい気持ちは、「バネ」にするという工夫をこらすことによって初めて活きてきます。

もしもあなたが金持ちに対してくやしさを覚えているのでしたら、そのくやしさをバネにして、あなた自身も一生懸命働いたり起業したりすればいいのです。

行動のともなったくやしさはあなたにとっての目標へと変わり、やがてそれが大きくなると夢にまで発展しうるのです。

逆に言えば、行動もしないでただくやしい気持ちばかりをつのらせても、ただの時間と心の無駄にしかなりません。

くやしい気持ちになったら、自分の心の中を客観視したうえで、適切な対応と行動をしていきましょう。

そういう実践を繰り返すことによって、くやしさを少しずつ解消することができるのです。

●くやしさは自己成長のカギとなる

くやしさは、あなた自身に強い負担をかけることがあります。

そういうくやしい気持ちを放っておくと、それが嫉妬や憎しみなどに変わっていき、どんどん悪いことばかり考えてしまいます。

そういう意味では、くやしさは人間に弊害をもたらす毒だとも言えるでしょう。

しかし、くやしい気持ちを持つこと自体は悪いことではありません。

くやしい気持ちを持つということは、それだけ強い関心を寄せている証拠です。

もしも本当に関心を持っていないのなら、そういうくやしい気持ちは持たずに、ただ「つまらないな」としらけた気持ちでいるはずです。

くやしさは、あなた自身にある強い興味と関心を刺激して、「自分も成長したい」「自分もああやって成功したい」という感情の現われなのです。

つまり、くやしさは自己成長のカギとなるのです。

ですので、そういうくやしさを無視することで気持ちをおさめる方法もありますが、筆者はあまりおすすめしません。

むしろ、そのくやしさをバネにして、あなたが目指したい方向に素直に向かっていく方がより健全でしょう。

人は、喜怒哀楽によって成長する生き物です。

ぜひ、そのくやしい気持ちも自己成長のきっかけとして受け止めてみましょう。

そうすれば、きっとあなたによりよくなるための道筋が見えてくるに違いありません。

●あとがき

いかがでしたでしょうか。

今回はくやしい気持ちのおさめ方について書かせていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?

上に書いたことを実践してみて、くやしさをバネにして、あなた自身をより豊かにしていきましょう。

それでは、今回のコラムはここまでとさせていただきます。

どうもありがとうございました!

おもに僕が代表を務めている小劇団の活動費として再投資させていただきます。 よろしくお願いします!