岡本実希

フリーランスライター・ブックライター。書いて自分を癒す「#こころのケアライティング」に…

岡本実希

フリーランスライター・ブックライター。書いて自分を癒す「#こころのケアライティング」について発信してます。落ち込みやすい・自分の気持ちを押さえ込んでしまう・自分に自信がない人がライティングを通して自分の感情を知り、大切にしていける方法を。

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【フリーランス広報・ブックライター】岡本実希の自己紹介

はじめまして。フリーランス広報・ブックライターの岡本実希です。 障害・教育・福祉・親子関係・メンタルヘルス・パートナーシップなどの領域で、広報戦略策定/実行サポート、ブックライティング(書籍の執筆サポート)などを行っています。 テーマが多岐にわたっているように見えるかもしれませんが、根底にあるのは「社会や周囲の『こうあるべきに』とらわれずに、一人ひとりが『こうしたい』という欲望に正直に生きられるようにしたい」という想いであり、それを軸に仕事をしたいと考えています。 この

    • soarにいたから、自分の「弱さ」に可能性が見いだせた #soar応援

      こちらの記事には、ウェブメディアsoarの5周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。 先日、ふと「わたしがsoarに関わりはじめたのって何年くらい前のことだったけ」と気になって調べてみた。 メールの検索窓に「soar 応募」と入力すると、編集長の工藤瑞穂さん宛てに送った応募メールがでてきた。 送信日は「2016年10月4日」。ちょうど4年前くらいから関わっていることになる。 まだ社

      • ついつい自分を責めてしまう人へ。自分に優しくするための”書く”ワーク「ロールレタリング」のやり方

        先日、友人が私を見て一言、こう言いました。 みきちゃんって、森羅万象なんでも自分のせいにするよね。 その友人曰く、私はなんでも「自分のせい」にして責めているように見えるのだとか。 例えば、チームで誰かがミスをしたときには「自分がもっと気をつけていれば…」と落ち込んだり。仕事で予想外の出来事が起きて対応が遅れたときは「私がもっとちゃんと先のことを考えていれば防げたはずなのに…」と気にやんでしまったり。 友人はどちらかというと「これは私にはどうしようもできなかったはずだか

        • ストレスフルな出来事があったとき、書いて自分を癒やす。「筆記療法ワーク」のやり方

          他者からなげかけられた言葉が胸にささって、なかなか忘れられない。自分がしてしまった失敗に心がざわざわする。もしくは、大切な人を亡くしたり、パートナーシップを解消したりするなど、親密な関係に変化があったとき。 誰かに相談したり、気持ちを聞いてもらうことで心が落ち着いた経験がある人は多いのではないでしょうか。 しかし、個人的には毎回話を聞いてもらうために誰かに時間をとってもらうのが少し心苦しかったり。もしくは、誰かに話せるくらいまで感情が整理できず、なかなか言葉にならないこと

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        • ついつい自分を責めてしまう人へ。自分に優しくするための”書く”ワーク「ロールレタリング」のやり方

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          抑圧してきた自分の感情にアクセスする「エモーショナルリテラシー」というスキル

          先日、プリズン・サークルという映画を見た。 対話をベースに受刑者の方同士が自身の犯した罪に向き合う「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」プログラム。島根にある刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で行われているそのプログラムに、2年間にわたって密着したドキュメンタリーだ。 なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか? 彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。痛み、悲しみ、恥辱や怒りとい

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          貧困問題を報道する際に、ライター・編集者が気をつけるべきこと

          新型コロナウイルスの影響による失業者の増加や所得減少が懸念されている。そうしたなか「貧困」について取り上げるメディアも少なくない。 私自身もライターとして貧困問題を取材し、記事を執筆させてもらうこともある。しかし、貧困問題を報道する際のガイドラインはなく、何をどこまでどのように書くかはメディアやライター個人の倫理観に任せられてしまっているのが現状だ。 そのため「貧困」の切り取り方や取材の仕方に、批判が集まることもある。 何か報道の時に指針となるようなものはないだろうか、

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          書きながら味わって読む vol.3【手話は描写力にすぐれた少数派の言語。その豊かな世界】

          書きながら味わって読む。3回目は、株式会社ABEJA(アベジャ)さんのオウンドメディア「Torus」に掲載されていたこちらの記事。 「書きながら味わって読む」を始めた理由は、こちらのnoteにまとめている。 ゆっくりと時間をかけて読む。そうすると、最初はただの記号でしかなかった言葉が、突然重大な意味を持ちはじめることがある。はじめは見えなかった作者の想いが、垣間見えることがある。巧みな表現力に、途中で気づかされることもある。 文章をゆっくり表現を味わう訓練として、あるこ

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          「私はダメだ、役立たずだ」といった自己否定感情に悩む人に伝えたい「推論のはしご」ワークとは

          最近、「自分の心を上手に扱うのって、本当に難しいなあ」とよく考える。 少し前まで、私は仕事でミスをしたり、うまくできないことがあるとすぐに「なぜ自分はこんなに何もできないんだろう」「本当に役立たずだな…」と落ち込んでしまうことが多かった。頑張って直そうとしてだいぶマシにはなったものの、今でも若干その傾向がある。 自信がない状態なので、仕事に取り組もうとするとビクビクしてしまったり、「本当に私はこの会社に居ていいのだろうか」と所属への不安を感じてしまいがちだった。また、やり

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          書きながら味わって読む vol.2【美人百花:夏木マリさんインタビュー】

          書きながら味わって読む。2回目は前回とおなじく「美人百花」の夏木マリさんのインタビュー記事の続きだ。 「書きながら味わって読む」を始めた理由は、こちらのnoteにまとめている。 実は、この記事を書いているときに、noteからピコンと通知が届いた。「前回の記事にコメントがあります」というメッセージ。 どなたからだろう。そう思いつつ通知を開くと、なんと夏木さんのインタビュー記事を書かれたライターの方からだった。 前回のnoteを読んで、メッセージを送ってくださったのだった

          書きながら味わって読む vol.2【美人百花:夏木マリさんインタビュー】

          書きながら味わって読む vol.1【美人百花:夏木マリさんインタビュー】

          ゆっくり読むことで、見えるようになるものがある所属している編集デザインファームinquireでは、毎月2回読書会を開いている。 読むのは「高校生のための文章読本」。70本の名篇を集めたアンソロジーだ。 一篇はわずか4~5ページほど。その数ページを2時間かけてゆっくりと読む。 まずは、参加者が順番に声に出してゆっくりと読み上げる。次に、感じたことを話していく。 もし一人で読んでいたら、4~5ページを読むのにかかる時間は、10分にも満たないだろう。でも、その数ページをゆっ

          書きながら味わって読む vol.1【美人百花:夏木マリさんインタビュー】

          フリーランスライターが企業の情報発信をお手伝いするときに陥りがちな4つの罠

          みなさん、こんばんは。フリーランスライター・ブックライターの岡本実希です。 独立して1年半がたち、幸いなことに様々なお仕事をする機会をいただきました。そのなかで学んだことや、同業者の方に教わったことを、少しずつ忘備録的にまとめていこうと思っています。 まずは「フリーランスライターが企業や団体の情報発信をお手伝いするときに気を付けたいこと」について。 執筆という「タスク」ベースでの仕事依頼フリーランスライターとして活動していると、企業や団体の情報発信のお手伝いをさせてもら

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          【フリーランス広報・ブックライター】岡本実希のポートフォリオ・料金表

          はじめまして。フリーランス広報・ブックライターの岡本実希です。ポートフォリオをまとめましたので、ぜひご依頼前にお読みいただけたら嬉しいです。 「そもそもどんな人か知ってから、お仕事を依頼したい」という方は、こちらの自己紹介noteをご覧ください。 \こんな方はぜひご覧ください/ ・障害・教育・福祉・親子関係・メンタルヘルス・パートナーシップ・マイノリティ等の領域で、採用やブランディング目的で情報発信を行いたい方(採用広報、PR) \こんな人です/ ・根底で大切にしている

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          自分が抱えている本当の「弱さ」や「悩み」は、自分にもわからない

          「ちょっと文字にして残しておきたいな」と思ったことがいきなり思い浮かんだので、noteを開いた。こういうのって、明日になると忘れてしまったり、今ほどの熱量がなくなってしまっていたりするからな。 最近、身の回りでよく”弱さの開示”と”信頼関係”の話をよく聞く。 自分の弱さを誰かにさらけだし、それを受け止めてもらう経験を通して、人は相手に信頼感を抱く。 一言でいうとこんな話だ。 私も書籍化のお手伝いをさせてもらった、心療内科医 鈴木裕介先生の本のなかでは、そのプロセスがよ

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          付き合う、結婚、親になるー他者との関係性に「はっきりとした」名前をつけるのが怖い人へ

          4月16日に緊急事態宣言が出されて以降、はじめて本屋に行った。これまで我慢していた「本屋に行きたい欲」が解放された結果、気がつくと手に5冊も本を抱えていた。 「こんなに買ってもすぐに読めるか分からないしなあ」 そうは思うものの、「とはいえ、いつまた本屋に行きづらくなってしまうか分からないしなあ」という気持ちもある。 結局、5冊とも手に持ってレジに向かった。 買いすぎたかなと心のなかでは思うものの、実店舗で食料品以外の何かを買うのはとても久しぶりだ。自分へのご褒美という

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          ブレる勇気を持つ|「なぜ人はカルトに惹かれるのかー脱会支援の現場から」を読んで

          先日、「居るのはつらいよ」の著者の東畑開人さんがこんな連続ツイートをされているのを見かけた。 この一連のツイートで紹介されていたのが、この「なぜ人はカルトに惹かれるのかー脱会支援の現場から」という本だ。 カルト集団と呼ばれた宗教団体を描いた「ワイルド・ワイルド・カントリー」というドキュメンタリーを以前Netflixで見たことがあり、団体内部で形成される人間関係や精神の動きにとても衝撃を受けたことがあった。そのため、東畑さんのツイートを見たときに「読んでみたい」と感じて、手

          ブレる勇気を持つ|「なぜ人はカルトに惹かれるのかー脱会支援の現場から」を読んで

          ハートネットTV「たけし、自立生活はじめました」〜重い知的障害のある人の新しい暮らし〜を見て

          最近、本を読んだり、映画を見たりしても「面白かった」「かっこいいな」「なるほどな」「たしかに」という感想しかでてこない。 感情や思考が枯渇しているように感じる。 もちろん仕事のときに無感情、無思考ではお話にならないから「仕事」となると、しっかり頭と心は動いてくれる。 でも、よりプライベートな領域で感情や思考が枯渇しているような気がするのだ。必要性に駆られないと、感情も思考も動いてくれないのは、とてもむなしい。 そう考えていたときに、あかしゆかさんがこんなツイートをして

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