年金だとか老後の蓄えだとか、今の親世代はいろいろ賄えそうだけど自分たち世代は今ほど充実はしないだろう。最近は政治や社会に向かってその不満を述べる人は多い。確かに理不尽ではある。

ただ、これまでの歴史上「満足のいく制度が施行された実績」は皆無で、どんなシステムになっても何かしら不満は出る。今ぶーぶー言っている人は、たぶんどんな新しいシステムが出来てもぶーぶー言っているような気がする。自分もそのうちの一人だったけど、最近ぶーぶー言うのに疲れてきた。

別に政治のために生活しているわけではなし、この国に生まれたのだからこの国の中のルールには従うけれど、過分に憂いてネガティブな気持ちが自分の生活時間を浸潤するのも嫌だ。

そもそも「人生の後半に大きく報われる」というシステムに寄りかかろうとしたら柱がグラグラだったという話なのだから、それをやめてみようと思った。後半ではなくて、今を楽しめばいい。

楽しむ＝乱痴気騒ぎという意味ではない。なるべく好きなものを食べて、行きたいところへ出かけて、会いたい人と会って、好きなことをして時間を埋める。1日のうち数分でも「よかったわー、面白かったわー」と思える時間が増えれば大成功。

今年の前半は、近しい人が倒れたりいなくなったりの激動の時期だった。だから余計に思う。ぶーぶー言う分は投票で解消する。それよりも、毎日少しずつ楽しくすごそうと思う。