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ワーキングマザーの能力を思い知った日

こんにちは。
毎年のことではありますが、年度末の到来を実感しつつも、一方で、なぜもう3月なの…??という意味不明な疑問を抱く時期になりましたね。

さて、わが家の上の子はこの3月に保育園を卒園予定で、4月からいよいよ小学生。
年長さんになった4月から、クラスの保護者主導で卒園に向けたプロジェクトを進めてきました。
プロジェクトというとなんだかカタいですが、うちのクラスの保護者は、コロナ禍前から交流が多かったことから比較的仲が良く、お祭り気質な人も多くて、概ね楽しみながらアレコレ分担し作業を進めたというものです。

とはいえ。
楽しんだけど、楽ではなかった。
楽ではなかったけど、得たものが多かった。
今日はそんなお話をしたいと思います。

アルバム制作

私は担当したのは「卒園アルバム制作」。
チームは私を入れて4名でした。

この"卒園プロジェクト"に保育園は全く関与しないので、
アルバムの構成考えるところから始まり、
業者を探して相見積もりをとり、
クラス全体に予算案のアンケートとり、
決定した予算と制作の特徴を比べて業者を選定し、
素材を集め、
分担して表紙含めた全20ページを作成、
業者に校正依頼し、
修正をして最終稿提出、
クラス全員の購入希望を確認して注文・振込まで、
ぜーーーーーんぶ4名でやりました!

チームの中に、こうした「モノを作る」という知見・経験がある人はいなくて、本当に手探りスタート。
LINEで相談しつつ各自分担した作業→月に1回ミーティング→再び作業を進める…というサイクルを繰り返す1年間でした。
まさにプロジェクト。

印刷校正でアルバム状態になったものを手にしたときはみんなちょっと涙ぐんだし、校了したときは「ほんと私たちがんばったよねえええ」という達成感と感謝の気持ちでいっぱいでした。

プロジェクトで得たもの

そんな1年間の作業は、当然ながら、仕事も育児も含めた日常生活の中で行うもので、時間がない!やることが多い!大変!と感じていたものの、得るものも多かったプロジェクトでした。

1)新しいツール・経験

ページの作成に際しては、制約の多い業者が用意した制作ツールではなくAdobe Expressを使用して作業しました。

チームの一人が紹介してくれたのですが、ご本人も詳しいというわけではなく、みんなやりながら覚えていくスタイル。
こんなことができるのかーという個人的な気づきや、
これいいと思うから使おうよ!こうやってみるのはどう?というチーム内の相互提案などを経て、私たちはすっかりAdobe Expressの魅力にはまったのでした。

そして、このプロジェクトの経験から、みんな仕事や私的な作業でAdobe Expressを使用するようになったとのこと。
私も保育園から依頼される子供向けの制作物などにちょこちょこと活用しています。
(仕事でも使えたらもっと活用するのに、アクセス制限が設けられていて残念…)

ここで言いたいのはAdobe Expressを推す!ということではなく、
よく知らないけどやってみようと踏み出したことが、新しいツールを手に入れるきっかけになったということです。
そして、ツールそのものに加え、
「新しいものに触れてみる/使ってみる」という経験もしばらくなかったな…という、ある種硬直的だった自分の姿勢にも気づくことができたのでした。

2)私が持っているものへの気づき

月に1回のミーティングでは進捗確認・課題報告・方針決定・今後のタスクの確認などを行っていましたが、全員忙しい毎日の中で忘れてしまうことも多々あるだろうなと自主的にメモを作成してチーム内に展開していました。

これは自分の職場では浸透している習慣なのですが、アルバム制作チームでは想定外に重宝され喜んでもらえて、苦もなくスッとできることなので見落としていた「私が持っているもの・スキル」に気がつくことができました。

別の記事でも書かせていただきましたが、自分のことに再発見するのは、いつもと違う場所に自分を置いた時なのだなと再認識したのでした。

3)仕事の達成感

このプロジェクトはここ最近で一番、
「みんなが同じ方向を見て同じものをめざして進んでいる」
ということを常に感じられる状態で、
そうしてがんばった作業が目に見える形になる感動がありました。

充実した仕事とはこれかぁ…

ワーキングマザーの能力

プロジェクトで得たものも大きかったですが、振り返ってみて、強烈に印象に残っているのは、「ワーキングマザーの能力」でした。

ミーティングには初回から全員PC持参。その場で、限られた時間内で、できる限りのことをやろうという姿勢は最後まで徹底していました。

そして何より各自タスク管理が完璧。誰も何も遅れず、報連相も適度適切、しっかりレス。

結果として、驚くほど「一緒に仕事をする人」に対するストレスがなかったのでした。

急に休んで迷惑をかけることもあるから、できるときに着実に、できれば早めに進めよう。進捗や不明点は早めに共有しておこう。
残業はできないから、時間内に終わらせよう。
そんな毎日の仕事の努力が見える…

ワーママの能力って、気が付かないけど毎日磨き上げられているんだなと実感したのでした。


卒園式を楽しみに

そんなこんなで完成したアルバムは、来週の卒園式で配布します。

一番長くて6年間、一緒に遊んで、喧嘩をして、風邪をうつしあって、協力して、励ましあって、毎日を過ごしてきた友だち。

みんなが同じ小学校に進むわけではないので、離れてしまう友だちもいて寂しく感じることもあると思いますが、
今回制作したアルバムが、前向きな気持ちや思い出を大切にするのに役に立ったらいいなと思っています。



誰かの役には立つってわけではないだろうけど、読んで「それな」って思ってもらえたら。

ご縁あって読んでくださった方、ありがとうございます。
またご縁が続けばうれしいです。

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