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春の松本散歩

桜が咲き始めていた長野県の松本を散歩してきました。行きの車内で駅弁とハイボールをいただきながら車窓からの景色を眺めます。


とりめし

チキン弁当でおなじみの日本ばし大増の「とりめし」、鶏照焼・鶏そぼろ味噌煮・蒸し鶏塩ダレ和え・軟骨入り鶏つくねの4種類のおかずを甘めの鶏だしご飯でいただきます。卵焼きもついてくるので尽くし感がすごい。

安定の「とりめし」とハイボールで向かいます

松本駅

長野県松本市の中心部に位置し、周辺には多くの観光地が点在、歴史ある信州大学や各種学校の最寄駅でもあるため利用者層は幅広く、平日は朝夕を中心に、休日は日中を含めて混雑しています。

松本駅前

JR東日本の篠ノ井線と大糸線、アルピコ交通の上高地線が乗り入れているため、アクセスも便利。特急列車「あずさ」と「しなの」の全列車が停車し、「あずさ」については大糸線に直通する一部列車を除き当駅を始終着としているため、新幹線からの乗り継ぎもスムーズ。

渋い表札

1902年6月15日に開業した国鉄篠ノ井線の駅として誕生。その後、1915年には信濃鉄道南松本駅(現在の南松本駅とは異なる場所)が開業、1916年には松本駅に統合。1921年には、筑摩鉄道島々線(現在のアルピコ交通上高地線)が開業して、松本駅から乗り継ぐことができるようになりました。

その後、1947年には漏電とされる原因で駅舎が出火し、木造2階建て300坪が全焼。1948年に現在の駅舎が改築されたそうです。

播隆上人

松本駅前の憩の広場に勇ましく立っているのは、槍ヶ岳開山者である播隆上人の像。アルプスを臨むようにここにいます。

駅前広場の播隆上人の像

諸国巡礼修行をして山岳地帯で念仏修行を行い、伊吹山禅定、笠ヶ岳再興、槍ヶ岳開山、穂高岳登拝など山岳史上偉大な業績が多数。念仏行者でありながら里に下りて布教に尽力し、槍ヶ岳開山後には里の念仏講の人々を山頂に導くなど民衆によりそって生きたそうです。

松本プライド

松本の人たちは、自分たちが長野県に所属していることに対してあまり快くおもっていないらしく、住んでいるところや出身地を聞かれると「松本」や「信州」と答えることが多いそうです。(ブラタモリ情報)

咲きはじめな桜

ちょうど桜が咲き始めていて、いろんな場所で桜が見られました。他の花もいろいろ咲いていて春の陽気が楽しめる日でした。

女鳥羽川沿いの桜

松本城

武田氏がこの城を拠点に信州を支配していましたが、織田信長によって滅ぼされた後、小笠原氏へと代わった際に「松本城」に。天守は日本最古の五重六階の造り、敵を欺くために外から見ると五階に見えますが内部は六階になっています。

見事な天守

戦国時代は、戦いが有利になるように山や高い位置に作られる山城や平山城が主流だったのですが、松本城は平地に建てられています。松本は、地形的に2つの扇状地が重なった複合扇状地で豊富な水量があり、そのおかげで平地でも守に強い城だったとのこと(ブラタモリ情報)。

広い堀に映る姿がたくましい
桜ごしも
北アルプスがよく見えました
なかなかのチャレンジャーがいるんですね

四柱神社

四柱神社は、四柱の神様(天照大御神、豊受大神、国常立尊、素盞嗚尊)が鎮座されている神社で、親しみを込めて「神道」とも呼ばれています。神社の境内には緑豊かな小路や花、木々があり、秋には美しい紅葉も見られます。また、最近ではパワースポットとしても知られ、多くの人々が参拝に訪れています。四つの神様は、それぞれ勝運の神・商売繁盛の神・学業成就の神・家内安全の神としてご利益があるとされています。四柱神社の周辺には、女鳥羽川沿いにあるナワテ通りなどもあります。

四柱神社

国宝旧開智学校校舎

休館でした

明治9年に完成した学校建築で地元の大工棟梁立石清重が設計。「擬洋風建築」と呼ばれる。正面の車寄せには擬洋風が凝縮され、太鼓楼やアーチの窓、雲の上に掲げられたエンジェルが特徴的。1961年に国の重要文化財として指定され、2019年には国宝に指定。

信州そば切りの店

信州そば切りの会が定義する「信州そば切り」とは下記の3項目の全てに該当する手打ちそばとのこと。

  1. そば粉は長野県産のみ

  2. つなぎの割合は30%以下

  3. そば打ちの全ての工程が手作業

お店を選ぶときにはありがたいブランドです。

信州そば切りの店の看板
日本酒は飲みますよね
信州そば、おいし〜

てまりが図案のマンホールの蓋

てまりは、竹や藁を使って編んだ球形の容器で、保存食などを入れるのに用いられ、信州そばの具材である「天麩羅」の天かすを入れるのに使われていたことから、市民の暮らしや文化を象徴する図案として採用。「つながりを大切にし、守る」という意味も込められているそうです。

色使いがかわいいマンホールの蓋

郵便ポスト

朱色感と使い込み感、いい面構えです

夕陽

ホテルの窓から見られた夕陽

高層階だったので沈んでいくところがちょうど見られてよかったです。

飲み歩き

市内の居酒屋で飲み始めます。

以前も訪れたことがある萬来
お通しが野沢菜なのが嬉しい
魅力的な本日のおすすめ

信州サーモン

長野県信濃川で養殖されたサケ。信濃川の清流で育った魚で淡泊ながらも上品な味わいが特徴。信濃川は、山岳地帯の豊かな自然から流れ出た清らかな水が豊富に流れる川で、サケの養殖に適した環境。

長い冬の間に餌を与えずに育てる「冬季絶食飼育」を行うことで、身が引き締まっています。高級食材として知られており、信州サーモンを使った地元料理も多数あります。

AIのウンチクはさておき、お酒がススム濃厚な味わいで調理もお見事

おすすめの日本酒 大信州

酒造好適米の「ひとごこち」と「金紋錦」を使用し、北アルプスの天然水を仕込み水として使用。無濾過で、冷蔵瓶貯蔵が基本。リンゴのような香りでうまみのバランスもよいかんじ。

枡でいただきます

山賊焼

松本市や塩尻市の食堂や居酒屋での定番。鶏肉を醤油ダレに漬け込んで片栗粉をまぶして揚げられています。ニンニクの風味が香ばしくてジューシー。焼きというよりは揚げ。名前の由来としては「山賊は物を取り上げる=鶏揚げる」とダジャレ的な説があります。B級グルメブームで全国に広く知られたとか。

黄金の輝き、キャベツとの相性がバツグン

クラフトビール

松本にはクラフトビール屋さんが多い印象でした。やはり水が豊富で美味しいからでしょうか。

takeoutもできる!近所の方がうらやましい

フレッシュな美味しさでいろんな種類の飲み比べをしていたら、写真を撮ることも忘れてどんどん飲み過ぎてしまいました。

締めのバー

地元で人気なバーでスコッチを飲んで締めます。
全体的に値段設定がやさしくて、またもや飲みすぎてしまいました。

ついつい飲みすぎてしまうサイズとリーズナブルなお値段設定
チョコの盛りっぷりもお見事

よく飲んだので宿でぐっすりと眠れました。

大糸線で安曇野へ

また違う季節にも遊びにきます。

車窓の風景も楽しみのひとつ

大糸線からの眺めはこちらでも↓

最後に「春の松本」を1分間の動画にまとめました。

またどこかで〜


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