これまでの終盤のゴールパターンのようにきっちり説明するのが中々難しいのですが、何百回とテストプレイをした結果、序盤、中盤においては奇数のリズムを刻むことが重要な要素だと考えています。
　終盤のゴールパターンにおいても、正しく奇数のリズムを刻まない限り、どんなに相手ゴール前に攻め込んでいても勝つことはできません。これまで記載してきたゴールパターンは全て奇数のタイミングでゴールが決まっています。
　
　トンは自分が矢印を置く音
　タンは相手が矢印を置く音を表しています。

　下記はトンタン　トンタン　トンタン(2つ 2つ 2つ)です。ゴール近くまで攻めているのに、結果的にゴールから遠ざかっていきました。

　下記はトンタントン(3つ)です。ゴールが決まります。

　勝ちパターンとして良く登場する下記はトンタントンタントンタントン(7つ)です。ゴールが決まります。

　相手が明らかにこちらに有利になる矢印を置くことはないため、当たり前ではありますが、攻めている時は必ず3つ、5つ、7つといった奇数のリズムを刻むことになります。
　トンタントンは攻めています。
　タントンタンは攻められています。
　トンタン　トンタンは一進一退です。
　形勢判断が難しい序盤、中盤はどちらが奇数のリズムを多く刻めたのかが一つの目安になるのではないかと考えています。

　相手の矢印を無力化させ、序盤から中盤にかけて3、…7、…11と奇数のリズムを徐々に多く刻む、もしくは相手プレイヤーと協力して大きなループを構築したうえで先に奇数のリズムを刻むことで優位な局面をつくりだし、終盤の確実にゴールが決まるパターンへ持ち込むことができるのではないかと考えています。

　わかりやすい例を下図で示します。①トン　②タン　③トン　④無力化したタン　⑤トン　⑥タン　⑦トン　⑧無力化したタン　⑨トンです。9つのリズムを刻むことで３マス前進させることに成功し、優位な局面となっています。