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超優秀、カタン

 大分前の話となりますが、「ボードゲームが趣味」と言うからにはカタンは外せず、早くプレイしなければとずっと思っていました。西友のボードゲーム売り場を通る度に「そろそろ、どうですか」と語りかけられているような気がしました。ようやくプレイできた時の不思議な安堵感を未だに覚えています。
 資源を獲得するために道や港や開拓地を建設し、更に資源を獲得して都市を建設していき、先に10ポイントに到達したプレイヤーの勝利となります。序盤に必要な資源と後半に必要な資源が異なり、戦略や運によって逆転することも可能となります。運、戦略、交渉といったゲームに必要な要素のバランスが非常に良く、大変面白いです。
 未開の島を開拓するという壮大なテーマであるものの、誰かが10ポイント獲得した時点で終了し、1時間くらいで終わるという安心感もあります。少し物足りなさが残ることとなり、何度もプレイしたくなります。そんな中、子供がカタンのパンフレットを持ってきて、もっと楽しみたい方のために宇宙を舞台、海を舞台、アメリカ西部を舞台、映画とのコラボ、といった何種類もの拡張版があることを嬉々として語ってくれました。
 ボードゲーム専門店のみならず、デパート、家電量販店、スーパーマーケット、本屋等、至るところに顔を出し、疲れることなく面白いボードゲームであることを宣伝し続けるスタンダード版は超優秀なセールスマンです。

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