パラダイスガラージ/豊田道倫の事。

とは言っても、あのニューヨークの有名なディスコでは無い。
そこから名前を付けたらしい、豊田道倫氏の1人ユニットの話。
以下、敬称略で進める。
最初は何だったろうか。何かの雑誌のコラムで名前を見た。
ロッキンオンジャパンかな??パラガの歌詞の事について触れられてて、何なら最高の詩人じゃないか的なね。それで名前はずっと覚えてた。高校生の頃だから、00年とかだと思う。

だけど、CDなんか全然地元には無かった(というかどこで扱ってるかも知らなかった)
で、ずっと気になってて。
アルバムをいつ手に入れたかは覚えてないけど、3rdアルバムの豊田道倫/パラダイスガラージってアルバムを買ったのが最初。

初めて聴いた彼の歌は正直全然わからなかった。
ぼそぼそ言ってるなぁ…って感じ。

この曲が好きで良く聴いた。

そうこうしてる内に、ニーネとのツーマンを観る機会が訪れた。2004年の9月。
もう自分はバンドを始めてて、2003年からニーネのライブにお邪魔するようになってた。

Theピーズのコピバンを組んでたネモトさんに教えて貰ってニーネは良く聴いてた。
ニーネ企画で高円寺ジロキチでの豊田道倫とのツーマン。

初めて生で見た豊田道倫はヤバかった。弾き語りだったんだけど、サングラス掛けて、めちゃくちゃダラッとした感じでポリ袋をギターにぶら下げたまに叩いてた。
歌と相まってドロっとした空間。めちゃくちゃ長く感じたっけ。
何か凄いものを観た…って衝撃を食らった。

体験て感じだったな。未だに覚えてるから相当だったんだろう。自分が21才になったばかりの話。
そこから彼のアルバムをCD屋で見かける度に買うようになった。
時系列もめちゃくちゃで、少しずつ揃えていった。
相変わらず全然分からん…って思いながら聴いてた。パラダイスガラージはローファイって奴だなぁ…なんて。
音も悪いし、ノイズだし、急に音デカくなったり会話がサンプリングされてたり。
日本のBECKって言われてたけど、本当それ。

パラダイスガラージは1人だけどユニットっつう扱いで、俺は良く分からず弾き語りとバンドサウンドの違いなんだろうか…と聴いてた。
未だに違いが分かってないかもしれない。本人の中での違いなんだろうな。

パラガは2000年で終わってた。つまり俺が知った時にはパラダイスガラージから豊田道倫名義での活動になってた。
俺が好きになった頃は傑作を矢継ぎ早に出してたイメージがある。

SING A SONG、東京の恋人、東京の恋人LIVE、しあわせのイメージ、POP LIFE、ギター、昆虫キッズとのABCDと。毎年のように出るアルバムが凄く良くてびっくりした。


好きな曲は沢山あるけど、シングルで発売したI LOVE YOUがいつ聴いてもたまらん。

豊田道倫は歌詞が凄すぎて良く語られるが、根にポップさがある、けどライブでは名曲をほぼ外してくる。
掴みどころが無い人だなって思ってる。AMAZONの藤田くんや佐久間くんに紹介してもらって、挨拶だけした事あるんだけど緊張しちゃって駄目だったな…
王舟と七針で観たのも楽しかった。

魚住さんとのツーマンとかさ。

いつか俺も共演するのが夢。なんだか分からんまま、アルバム20枚以上聴いてる人。

他にそんな人いない。ライブも別に調べて行ったりはしなくて、知り合いの共演でやってるのを見掛けたりするのが多い。

ファンというのも憚られるが、好きな気になる存在。

言葉が凄すぎて、めちゃくちゃ影響は受けてるし、見た目もちょい似てると言われる笑

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