大好きなあおむろひろゆきさんが、先日こんなツイートをしていた。

牛乳パックで大きい氷を作って遊ぶ、というもの。何それ天才じゃない…？と軽い嫉妬を覚えた。そうして一昨日、ふと思い出してやってみることにした。ちょうどワンオペ週間で、身も心も疲労困憊しているのだ。テンションがあがるネタほど嬉しいものはない。

牛乳パックに、水を入れて、冷凍庫へ。前日の夜にセットすれば、翌日の夜には遊べる。お風呂のときにじゃーん！と取り出そうかと思っていたけど、私は我慢ができなくて作って早々に言ってしまった。

子どもたちは目をキラキラさせて、「たのしみ！」「いま遊びたい！」と飛び跳ねている。普段なら、「え～お風呂？」「もうすこしだけテレビみたい」「おねつあるからおふろはいれない」など腰の重い兄弟である。母さんも完全に楽しみになってくる。もしかして、お風呂の救世主になるのでは。

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翌日。私は生理になってしまい、完全にバテていた。出張でいない夫も、部屋を散らかしまくる子どもたちも、入らなくてはならないお風呂も、すべてが憎い。

だが、私にはでっかい氷がある。
夕食後、子どもたちに呼びかける。「はい、でっかい氷、できてます！」
子どもたちは大喜びで早くお風呂に入ろう！！と迫ってくる。欲を出して「まず布団を敷くお手伝いをして、先にふたりで服を脱いで裸になったら呼んでください、氷を持っていくからね」と言ってみる。

いつもは、息子の脱衣は１０分くらいかかる。トイレにいったり、半分脱いだままお話を始めたり、歌い始めたりするからだ。大きすぎる頭が引っかかり、うまく脱げなくてキレていることもある。

だが、氷のパワーはすごかった。私がやれやれ、とソファーに腰を下ろした瞬間「はーいぬぎました～！こおりおねがいしまーす」と大きな声が聞こえてくる。ほんとに全裸だ。秒で脱いでいる。お布団もいつのまにか敷いてあるではないか。

すぐに牛乳パックをふたつ持ち、歓声に包まれながら浴槽にIN。少し待ったら、つるんと溶けて、大きな塊が湯舟に浮かぶ。ふたりは大喜びで、そのまま観察したり、取り出してつるつると滑らせたり。

そしてこの遊びの良いところは、氷が溶けたら終わるのだ。永遠に終わらないハンカチ遊びなどとは決定的に違う。（ハンカチで風船をつくってぶくぶく潰したり、食べ物をつくってままごとしたりする遊び、私36歳なのにまだ飽きてないから絶望的だと思う）

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今、冷凍庫ではスーパーボールや金色のクワガタのおもちゃなどを仕込んだ氷を作っている。メロンシャーベットの容器を無理やり詰め込んだものもある。これを見たら、どんな顔をするだろう。次は自分で作る！と言うんだろうな。子どもたちの反応が楽しみで仕方がない。

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