こつこつ短編は書いているものの、下書きからちっとも進まない。雑記としても書きたいものはあんまり無い。まだ1月なのに、無の時期かもしれない。

今わたしの隣では、娘がすーすーと寝息を立てている。昨晩、夫がなぜか娘を川の字で寝かせたものだから、今日も自分の部屋では眠れないとわんわん泣いたのである。

ひとり寝、ハードル高すぎ。止むを得ず、今夜は私が娘のベッドで一緒に寝ることにした。川の字はクセになるからね、いつものベッドに私が匂いをつけてやろう。

泣きべその娘に、あしたはなにしようか？と聞いたら、美味しいパンを買って来て、庭にテントを張って食べようと言われた。なかなか良いアイデア。娘もにんまりして目を瞑る。

我が家では、パン屋でパンをしこたま買って、屋外で食べることを「パンピクニック」と呼ぶ。基本的には、春か秋の過ごしやすい季節。レジャーシートさえ車に積んでおけば、美味しいパン屋を見つけたらすぐ実行できる。

行楽弁当を持ってのピクニックも楽しいけれど、パンピクニックの気軽さは最強。外だから、パンくずだって気にしない。類似イベントに、おやつピクニックって言うものもある。

しかし、1月にやるにはさすがに寒すぎやしないかね。朝のうちにチャウダーを作って、庭に毛布も出そうか。それとも、焼き芋ピクニックにしようかな。お重にぎっしり鬼まんじゅうを詰めてもいいかもしれない。

そんなことを考えながら、娘の鼻の先を見ている。寝息が静かになって、深い睡眠に入った感じがする。

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