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教育について

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地方で数学&クリエイティブな塾を営むオカサカがまとめる教育に役立つあれこれ
運営しているクリエイター

#エッセイ

家族で初めて大学進学した女子だった私

家族で初めて大学進学した女子だった私

"「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由"田舎から東大に行った方のゲンダイの記事が話題になっています。どうやら事実とは微妙に食い違っているらしい田舎の描写にも突っ込みどころが満載なのですが、こちらの記事とは別の観点で、私自身が都会で格差を感じずにはいられなかった幾つかの出来事と、その私の後の進路を書き記しておきたいと思います。

あくまで私個人の体験ですが、今後地方から大学進学する高校

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過疎地域の教育の未来と塾事情

過疎地域の教育の未来と塾事情

2017年春に数学塾を開業しました。塾長のオカサカ(@okasakaR)です。
場所は兵庫県の端の端、ご多分にもれず過疎と少子化に嘆く地域、新温泉町。

(ちなみに「新温泉町」は「人口減少」で韻を踏めます。)

そんな田舎町で開塾した私ですが、
田舎の教育事情について思うことがあるのでつらつらと書いていきます。
特に田舎の教育事情を考えている方には考える種になるかなと。

目次
・商売エリアと筆者

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当たり前を疑う自分でいたい。

当たり前を疑う自分でいたい。

常々そう思っている。

そして、この「当たり前」には2つの意味があって、それが【自分の当たり前】と【世間の当たり前】だ。

そもそも「当たり前」ってなんだ。

▶︎当たり前
名詞|①だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。②普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。

「だれが考えてもそうであるべきだと思うこと」

わーお、驚いた。そんなことが存在して

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3歳児を論破してみたった

3歳児を論破してみたった

こないだ姪っ子を論破したったお話。

姪っ子がHUGっとプリキュアのおもちゃらしきものを持っていた。

僕が「良い持ってるねー!」と話しかけると

「わたしがかったー!」と、その子。

ほほーん、自分で買ったとな。要らぬ嘘はあかんなぁ

「そうなんだー!すごいねー!」

「いいでしょー!わたしがかったんだよー?」

「お金持ってたんやね姪ちゃん!
いつもどこに持ってるのー?」

「んー」

「おも

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地元を離れる高校生に贈る言葉

地元を離れる高校生に贈る言葉

豊岡を離れる高校生へ。
豊岡市がこの時期に行う素敵な取り組み、知ってますよね?

コウノトリの野生復帰プロジェクトで有名な豊岡市。
兵庫県北部の片田舎にあり、例に違わず人口減少に直面しています。
この地域では高校卒業を機に卒業生の約8割が地域外へ出ていきます。
当然、地域にとってこの流出はかなりの痛手です。

でも、豊岡市は地元を離れる君たちを応援しています。
その名も「わかもの巣立ち応援プロジェ

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「言い切る」だけで文章が変わる

「言い切る」だけで文章が変わる

昨年の3月、人生において最初で最後の経験をした。それがこちら。

豊岡市が企画するポスターのメインビジュアルになり、まちなかの数十カ所に貼り出されるというもの。

合計10パターン製作されたこの企画ポスターは、若者の流出という地方都市の課題に対して「引き止める」のではなく、むしろ「潔く送り出す」ことを卒業する高校生へのメッセージとした兵庫県豊岡市、初の試み。

[参考記事] 卒業、おめでとう。飛ん

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毎日、何かを継続する時のコツ(詳細編)

毎日、何かを継続する時のコツ(詳細編)

毎日、日記を書くと明言してから2ヶ月がすぎると、「どうやって」習慣にできたのかすごい聞かれることが増えた。
とてもシンプルなことで習慣は作れると気付いたので、簡単にまとめたツイートをしといた。

5つのルールを少しだけ丁寧に説明します。「そんなの個人差あるでしょう」とか、「続いたことないわぁ」って思う人も多いでしょう。僕も根はそっち側のこたつゴロゴロ族なのでわかります。でも、意外とまじで習慣化する

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