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教育について

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地方で数学&クリエイティブな塾を営むオカサカがまとめる教育に役立つあれこれ
運営しているクリエイター

#コラム

過疎地域の教育の未来と塾事情

過疎地域の教育の未来と塾事情

2017年春に数学塾を開業しました。塾長のオカサカ(@okasakaR)です。
場所は兵庫県の端の端、ご多分にもれず過疎と少子化に嘆く地域、新温泉町。

(ちなみに「新温泉町」は「人口減少」で韻を踏めます。)

そんな田舎町で開塾した私ですが、
田舎の教育事情について思うことがあるのでつらつらと書いていきます。
特に田舎の教育事情を考えている方には考える種になるかなと。

目次
・商売エリアと筆者

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全く新しい地域教育「キミワク」はじまります。

全く新しい地域教育「キミワク」はじまります。

今年の2月に発案して、一緒にワクワクして取り組んでくれている教育プロジェクト「キミワク|キミのチャレンジにワクワクする人がいるプロジェクト」

いよいよ開始の時がきました。

世界ではじめての取り組み。
青少年が自分のワクワクのために、自分のチャレンジを発表し、
そのチャレンジにワクワクした人が資金や協力の手を差し伸べる。
地域の人たちが青少年のワクワクを支援する。

そんな素敵な仕組みが日本中に

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【キミワク】地域・教育・ファンド系支援事業のポジショニングマップ

【キミワク】地域・教育・ファンド系支援事業のポジショニングマップ

追記2018/06/19:参加者募集ページできました。https://peraichi.com/landing_pages/view/kimiwaku

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兵庫県新温泉町で教育とまちづくりをやってるオカサカです。

新温泉町でキミワクという地域教育プログラムをスタートするにあたって

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当たり前を疑う自分でいたい。

当たり前を疑う自分でいたい。

常々そう思っている。

そして、この「当たり前」には2つの意味があって、それが【自分の当たり前】と【世間の当たり前】だ。

そもそも「当たり前」ってなんだ。

▶︎当たり前
名詞|①だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。②普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。

「だれが考えてもそうであるべきだと思うこと」

わーお、驚いた。そんなことが存在して

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昔のマイノリティは居なくなった。

昔のマイノリティは居なくなった。

8年前の自分が描いたイラストです。

タイトル「マイノリティが何をしようか」

キャプションは以下

少数派は自身が少数派であることを自覚した上で、多数派を熟知し、行動に移さなければならない。考えなしの行動はなんの影響力も持たない。ね。

イラストというかインフォグラフィックに近いですね笑

自分は昔から変わり者意識があって、
だからこそマイノリティとしての立ち振る舞いを意識してきました。

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3歳児を論破してみたった

3歳児を論破してみたった

こないだ姪っ子を論破したったお話。

姪っ子がHUGっとプリキュアのおもちゃらしきものを持っていた。

僕が「良い持ってるねー!」と話しかけると

「わたしがかったー!」と、その子。

ほほーん、自分で買ったとな。要らぬ嘘はあかんなぁ

「そうなんだー!すごいねー!」

「いいでしょー!わたしがかったんだよー?」

「お金持ってたんやね姪ちゃん!
いつもどこに持ってるのー?」

「んー」

「おも

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地元を離れる高校生に贈る言葉

地元を離れる高校生に贈る言葉

豊岡を離れる高校生へ。
豊岡市がこの時期に行う素敵な取り組み、知ってますよね?

コウノトリの野生復帰プロジェクトで有名な豊岡市。
兵庫県北部の片田舎にあり、例に違わず人口減少に直面しています。
この地域では高校卒業を機に卒業生の約8割が地域外へ出ていきます。
当然、地域にとってこの流出はかなりの痛手です。

でも、豊岡市は地元を離れる君たちを応援しています。
その名も「わかもの巣立ち応援プロジェ

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「言い切る」だけで文章が変わる

「言い切る」だけで文章が変わる

昨年の3月、人生において最初で最後の経験をした。それがこちら。

豊岡市が企画するポスターのメインビジュアルになり、まちなかの数十カ所に貼り出されるというもの。

合計10パターン製作されたこの企画ポスターは、若者の流出という地方都市の課題に対して「引き止める」のではなく、むしろ「潔く送り出す」ことを卒業する高校生へのメッセージとした兵庫県豊岡市、初の試み。

[参考記事] 卒業、おめでとう。飛ん

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青少年ファンドたたき台③「各チャレンジ実施」について

青少年ファンドたたき台③「各チャレンジ実施」について

追記2018/06/19:参加者募集ページできました。https://peraichi.com/landing_pages/view/kimiwaku

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兵庫県新温泉町でまちづくりと学習塾をやっているオカサカです。

このプロジェクトの応援をいつもありがとうございます。

「青少

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親にあと何日会えるだろうか

親にあと何日会えるだろうか

大学生卒業後、すぐにUターンした28歳の男です。
地元で塾やNPOや移住相談員をしています。

大学生のころ、たまーに考えることがありました。
親にあと何日会えるだろうか、と。

もし、ずっと東京で働いたなら
盆と正月だけの帰省が基本。
帰れない年や葬式なども加味して年平均4日。
22歳から親が死ぬまで。
あと25年前後かな?

てことは4日×25年分。あと100日しか会えないのか。
みんなはUタ

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学校は「親を喜ばす」ためのイベントをやめませんか

学校は「親を喜ばす」ためのイベントをやめませんか

地方で数学やクリエイティブな塾を営んでいるオカサカです。結婚はまだしていません。子どももいません。

小中学校で「親を喜ばす」行事って結構ありましたよね。
親だけじゃなく来賓や地域を喜ばすコトも。
基本的には感謝を強制的に表現させられるわけです。
私自身は親への感謝をちゃんと持ちながら成長しましたが、学校で強制させられる表現には感謝の気持ちを乗せられてませんでした。
特に来賓に向けたようなものは、

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