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キミワクをシンプルにしたい(参加希望者目線)

まちで行っている教育プロジェクト「キミワク|キミのチャレンジにワクワクする人がいるプロジェクト。

自画自賛にはなりますが、めちゃくちゃワクワクする良いプロジェクト。

でも、
キミワクの説明をするとき、想いが強い分だけ説明が長くなってました。
でもでも説明が長いのは良いわけなくて。
なのでシンプルにシンプルに。
表現も実施内容もシンプルにスマートに。

伝えたい相手は大きくわけて4タイプ
・参加希望者(子&親):キミワクに参加しチャレンジしたい人
・チャレンジ支援者:チャレンジする人を応援したい人
・スポンサー:キミワクに出資してくれる人
・スタッフ希望者:キミワクに運営として加わりたい人
(順不同)

上記で最も大事な「参加希望者」とのコミュニケーションをアップデートすることを目指します。

促したい行動は「キミワクへの参加申込み」

参加申込みを促す「コアバリュー」を示したい。
カスタマージャーニーマップを作成し、
参加希望者が参加の動機と離脱の原因を精査しました。

なお、新温泉町ではキミワクのような未来型教育プロジェクトに対する顕在ニーズはかなり少ないため、パッと見で気を引かせ、潜在ニーズに対してコアバリューを提案し、行動を促す必要があります。
知名度も資本もないキミワクは、効果的な広報活動が超大事!!


カスタマージャーニーマップ

フォーマットにしたがっているので粗さはありますが、その粗さもスタッフ内でカイゼンできれば良いと思います。
赤字は離脱原因、青字は参加動機

キミワクはコンテンツとしての魅力はたっぷりあるので、しっかりとその魅力を伝えたい。
ただ、参加動機以上に離脱原因が大きすぎるようですので、その辺を潰していくことが健全かつ効果的なカイゼンに思えます。

各ステージにおける離脱原因とそれに対するカイゼンアイデアを提案します。

認知・興味関心ステージ

まだほとんどキミワクのことを存じない人が
リーフレット、口コミ、SNSで
キミワクを知ったら。

まずは「この町でこんなん参加する子おるんか?
という警戒から入ることと思います。
新しいことへのチャレンジは日本人は苦手です。

よって、
A.1期生の授業風景、および1期生のガンバリ・成長をリーフレットの表紙などで伝えるべきでしょう。


情報収集ステージ

リーフレットをよく読んだり、
サイトや公式SNSアカウントを閲覧したり、
口コミを聞きまわったりするなかで、
いろいろと感じることかと思います。
それぞれの離脱原因に対するアプローチを考えました。

「長いプロジェクトやな」
B.忙しい学生が無理しないためのカリキュラム。かつ、チャレンジを進めながら授業を受けて良いことを伝える

「ややこしいプロジェクトやな」
C.現状は[授業→発表→やってみる]の3ステップだけど、[チャレンジできる最強の教室に入る]の1ステップで表現し、チャレンジ具体化のための支援プログラムとして授業が在るようにすればシンプルに見せれる。ライザップが「痩せる」という結果のためのプログラムを売っているように。

「私には無理だなぁ」
D.デキる子どもが集っているように見えている可能性がある。授業アンケートを公開して、できなかったことがデキるように変化していることを示す

「やりたいこと別にないなぁ」
E.やりたいこと=立派なこと、としてイメージしている可能性あり。もしくは、やりたいと言っても許可されなかった環境で過ごした。なので、キミワクはどんな小さなチャレンジでも喜ばれる特殊な環境であることを示す。ワークショップによる体験で示せるかな。そして、チャレンジ例として小さなことも示す(1期から言っている「妹のためにケーキを作りたい」とか)

「目立ちたくない」
F. アプローチが思い浮かびませんでした。。。


共有ステージ

プロジェクトをだいたい理解して、
参加することを前向きに考えて相談するような段階。

「成績下がったらヤだなぁ」
G.無理のないカリキュラムを強調。むしろ、成長機会と充実感が勉強への意欲をそそる。エビデンスがないので、参加者にアンケートを実施して成績への影響を答えてもらうと良い。

「部活/習い事で忙しいからなぁ」
H.部活や習い事とは比にならない成長機会。そして、やってみたらわかる楽しさを伝える。授業アンケートの公開

「この人達に預けて大丈夫かなぁ」
I.授業担当者をしっかり示す。プロフィールや写真も公開。

「この子迷惑かけへんかなぁ」
J.親御さんの相談窓口があることの提示。よくある質問やお問合せ窓口の質問例を親に寄り添ったものにする


参加(申込み)ステージ

申込み直前で踏みとどまりそうになるのが、よくある心理。
特に最長2年のプロジェクト参加なので、申込みの一歩は大きい。

「手続きは何が必要?」
K.あらかじめ申込みの流れを提示。ウェブフォームを送って、返信メールに添付された確認書類にサインして提出して、申込み完了というカンタンな流れなので、書類内容含め全て明かしておくべき。

「他に誰が参加するんだろう?」
L.これは公開できないなぁ。知り合いの居なかった子もやりきったという事例があれば強くなる

「やりたいことのモチベ続くかなぁ」
M.チャレンジの内容が変わっても良いと伝える。実際、1期生で変更した子がいるのは嬉しい誤算。



とりあえず
参加申込み完了までの離脱原因に対するアプローチを13通りで考えてみました。
すぐに実装できそうなものも多くあります。
実装のために、デザインチームほか多くのスタッフの協力が必要。
もちろん、これは正解ではないので揉んで揉んでよりよいカイゼンに引き上げましょう。

1期生のカリキュラムがほとんど終わって、チャレンジ内容も魅力的なことがめちゃくちゃ救いです。信用にも大きく繋がるでしょう。

キミワクに関するマガジンはこちら↓




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