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キミワクのカリキュラムをほぼ終えて思っていること

2018年夏から兵庫県新温泉町で実施している教育プロジェクト「キミワク|キミのチャレンジにワクワクする人がいるプロジェクト」

自画自賛にはなりますが、めちゃくちゃワクワクする良いプロジェクト。
小6〜中3の参加者がワクワクしちゃうチャレンジを計画しています。
スタッフは町内と周辺地域等の大人たち。

授業→発表→実施の3ステップのうち、授業カリキュラムのほとんどを終えた今、強みと弱みが見えてきました。

基本的には組織、プロジェクト自体の話です。

◆強み

・圧倒的成長機会になっている
授業を進める毎に、ものすごく吸収していく子どもたちのポテンシャルに圧倒されます。そして、学年を超えてディスカッションしたり、発表したり。成長すべき部分がよく成長できていると感じます。
あとはスタッフである大人もカイゼンに徹することで成長機会となれば良いなと思っています。
→カイゼン:組織内のカイゼン機会をつくる

・スタッフがまじでワクワクしてる
特に授業中において、子どもたちの思考、態度、成長にテンションが上ってしまいます。ハッピーなものを目の当たりにしている空気。そんなプロジェクトが、田舎町で進められていること。キミワクによって町が変化するという期待。ワクワクが参加する子どもたちを包んでいます。
一方で、子どもたちをリアルで見れていないスタッフのワクワクは見えづらくなっています。
→カイゼン:授業風景、内容の組織内共有を活発にする

・子ども含めて否定しない関係性が出来上がった
参加者である子どもにワクワクを乗せているけれども、過度な期待や押しつけはなく、本人のアイデアやマインドを尊重する丁寧さがあります。子どもたち自身も授業でディスカッションの仕方と意見の聞き方を学んだので、アイデアはガンガン出されるけれども、強要するでもなく、強要されるでもなく。その辺の高校生よりも出来上がってます。
これについてはカイゼンもありません。スタッフや参加者が変わっても毎期継続するだけです。


◆弱み

・やりたいことを必ず実現できるわけではない
キミワクで重視しているのは「本人がやりたいこと」。町のためになるとか、実現できるとかは二の次です。やりたいことの中で、町のためになった方が面白そうか、実現可能性が高いほうが面白そうかを自分が整理していく。でもやっぱり第三者からは実現することの期待が最上位のようです。
あまり期待値を上げすぎると、失敗したときのフォローが間に合わなくなる気がします。
その点で、スタッフないしは親が、心のサポーターになってあげられる関係づくりと情報共有が必要だなと思っています。特に実施段階。

・お金集めと仲間集めについて、十分に周知できるパワーを持っていない
実現するためにはお金集めと仲間集めが必要なチャレンジが揃っています。むしろ、集める必要があるチャレンジしか募っていません。募っておいて、集める環境を作れませんでしたは参加者に失礼。でも、町内での知名度もまだまだです。インフルエンサーに支援されているわけでもないので、広報を精力的に行わなければなりません。

・組織の持続性が不透明
バイト代をもらえるプロジェクトではないので、やはりモチベーションだけが手綱です。ボランティアなので自身の成長機会と社会貢献感が出なくてはいけません。キミワクがより強いプロジェクトになるためには、はやり広報が急務。まちの子どもが、「早く参加したい」と憧れるプロジェクトにします。


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