「勉強しろ」と言わない親が作るべき環境とは

地方で学習塾をしているオカサカ(@okasakaR)です。

塾で子どもたちと日々向き合っていると、幼児教育というか環境って大事だなぁとしみじみ感じます。

塾をやっている僕ですが、教育に価値があると思って塾をしているだけで、勉強至上主義ではありません。
そもそも我が家の方針も勉強勉強でもなかった。
だから、親に勉強しろと言われず育ちましたし、塾に行けとも言われませんでした。
習い事と言えば、高校受験を恐れて中3のときに進研ゼミの英語を数ヶ月受講したことくらいです。これも自分からやりたいと言ってはじめただけで親に勧められたわけではありません。
(名前を書けば受かると聞いていた地域の公立高校なので恐れる必要もなかったのですが。。。ビビリな性格が出てます。)

僕は勉強を「できるに越したことはない」程度にしか思っていません。

ではなぜ、僕は勉強をしていたのか。
良かったなと思う点と
こうだったらもっと良かったのになという点を挙げます。


良かったなと思う点

・年の離れた兄がいた。
私には5つ上の兄と4つ上の兄がいます。私が保育園児のころには兄は小学校の宿題を家でやってましたので、机にノートを広げて学習するイメージが身につきました。兄のやっているものをわからないなりに眺めてたりもしました。
その甲斐あって、ひらがなを覚えるのも比較的早かったし、算数でもなんでも先取り学習的なことをできました。
先取り学習と言ってますが、兄の学習内容を理解しているわけではありません。年上のスタンダードを知っているだけで同級生よりも進んでる感じがして気持ちよかったのです。小学校低学年では算数で「こたえ. 4つ」と書くところを「A. 4つ」と書いて気取ってみたりする程度のことです。

☑学習する習慣やイメージが身につく環境
☑同級生の知らないことを(よく解ってないけど)ちょこっと知れる環境


・本にお金を惜しまれなかった。
兄がいた関係で、図鑑や絵本などが家にいっぱいありました。変な漫画や小説も。兄弟みな野球をやっていたので中3が読むバッティング理論の本を小学生の僕も読んだりしてました。
そんな本がいっぱいあったのは、親がちゃんと買ってたからですね。
オサガリは嫌いでしたが、本のオサガリは大歓迎。
オサガリだけじゃなくて、自分が欲しいと言えば(理屈つけてプレゼンすれば)、ちゃんと買ってくれました。無駄に分厚くて超細かい高校化学の辞典(?)みたいなものも買ってくれました。結局ほとんど使わずに受験勉強してましたが笑
本が100冊ある家とない家とでは大学進学率が大きく異なるというデータもありますので、本はやっぱり大事です。ちなみに子どもに理解出来る本かどうかは問われないようです。おそらく「本がある=本を読む習慣が家庭にある」という因子が強く働いているかと思います。

☑学習意欲をそそる素材が身近にある環境
☑学習意欲を出せば応えてくれる環境


・強く否定されなかった。
何をしてもヒステリックに、あるいは頭ごなしに否定されることはありませんでした。僕は三男なので、男の子を育てることに慣れているからなのかもしれません。少し親の目を盗んで冒険に出ても何も咎められませんでした。僕と親が子供の頃の話をすると親はいつも「あんたはいつの間にかどっかに行って、満足した顔して帰ってくる」と言われます。知らんがな笑
母親は別に論理的な人でもないのですが、意味もなく叱られることはなく押し付けられることもありませんでした。「〇〇だと思うけどー、こう思わない?」みたいな諭し方。父親は「〇〇せいや!」と大きな声を張り上げることもありましたが、だいたい理由は察しがつくので議論にはなり得ました。
そんなこんなで自由にしたいことをする習慣が付きました。

☑理不尽に行動制限されない環境
☑過干渉されない環境



こうだったらもっと良かったのになという点

・勉強、色んな社会や未来を知っている大人が身近にいてほしかった。
僕の周りに受験をガチでやった大人は居ませんでいた。いや、居たのかもしれないけれど受験についてガチで相談できる人は居なかったように思います。また、社会の汚さや未来の面白さをリアルな視点で語ってくれる人はいませんでした。いや、居たのかもしれないけど僕は感じませんでした。
そういったディープさを与えてくれたのはすべてネットの住民でした。中学3年の終わりに持ったケータイを通じて知り合ったネットの人々。掲示板の人々。綺麗事ではない社会の様相、大人の生活、人の醜態。無限に広がる未来、想像し得ない可能性、小さくても味わい深い人間らしさ。本名も知らない彼らに感謝しかありません。
勉強だけに絞っても語っても賢い勉強法や受験の戦略は誰からも学べませんでした。模試に間に合わせない学校なんて無視して自分で勉強を進める大切さや理にかなった学習の仕方など、早く教えてもらえれば僕はもっと伸びたはず。

☑少し関心を持ったときにディープに正しい情報を与えてもらえる環境
☑ここの常識は世界の非常識と認知させてもらえる環境


そんな想いがあって、僕は僕の塾で
年の離れたお兄ちゃんのような(親しみやすい親戚のおっちゃんのような)存在を目指しているし、
学ぶための環境づくりにお金を惜しみたくないし、
自らの可能性を信じて伸びてほしいし、
普通に過ごしていては知りえない世界の面白さを知ってほしいと思って塾をしています。



余談ですが、
高校3年生の夏頃になって親から「勉強しとるんか」と問われたときには「今までの僕を観てなかったんか!?受験近くなったからってなんで今さらそんなこと言うんだ!」とキレてしまいました。
僕も子どもなりに「信頼されてるから親に勉強しろって言われないんだ」と思ってたのでしょうね笑
当時はなんだか親に裏切られた気分でしたから。

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