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マイルス・デイビス:クールの誕生

マイルス・デイビスの波瀾万丈な人生を綴ったドキュメンタリー。50年もの歳月をJAZZに費やしたレジェンド。
JAZZ黎明期はドラッグとアルコールとは切り離せない関係だった。実際にドラッグ関係で命を落とした偉人のJAZZミュージシャンは多くいる。マイルス・デイビスもドラッグとは無縁ではいられなかった。ハービーハンコック、クインシー・ジョーンズなど1950年からのマイルス・デイビスを知る音楽家からのコメントを添えながらマイルス・デイビスの人生を振り返っている。個人的にはジョン・レノンとマイルス・デイビスがバスケットで遊んでいるところ、1973年から1980年の暗黒時代、それからの復活まで。マイルス・デイビスの一生を振り返れる。
1959年「KIND OF BLUE」は外せないが、ロックの台頭によりJAZZシーンが変わっていくのが面白い。JAZZバーで演奏するよりもコンサートをやった方が一挙に稼げることや、マイルス・デイビスが「ロックをやってる奴は音楽をまったく理解していない。奴らより俺の方がレコードをうることができる。」と発言するところが面白い。
黒人のために音楽やってた人が商業主義を否定しないのだから、それも黒人らしいと思う。偉人なのは間違いない。唯一無二のユニークなパーソナリティー。実に面白い。


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