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ブルース・リー主演「燃えよ!ドラゴン」の名台詞

「Don't think. Feel. (考えるな、感じろ)」


キャリアカウセリングにおいても、考えるより感じることを大切にする場面があります。特に感情が表出される瞬間は、些細な変化も見逃さないよう全身で感じることを意識しています。

とはいえ相談者の語りに耳を傾けつつ、頭の中では考えて考えて考え抜いています。ここで考えるのは、相談者の中で何が起きていて、本当はどうありたくて、でもあれなくてどのように悩んでいるのか、今後どうしたいと思っているか……という相談者の世界観についてです。
相手の靴を履くとも言いますが、相手の目で見て、相手の耳で聞いて、相手の身体で感じることは、他者理解・傾聴には欠かせない心がけです。


わたしも初学の頃には、とにかく考えていました。
「この方は何を相談しに来たのだろう?」
「何に悩んでいるのだろう?」
「どうやったら解決できるだろう?」
・・・これって、誰のために考えているのでしょうね?

わたしが解決したい、わたしが悩みを解消してあげたい、わたしがすっきりさせてあげたいという、わたしの世界観に基づいて考えていたんですね。
だから話を聴くことよりも、その内容からどうしたらよいかばかりを考えてしまっていました。
そのため相談者のわずかな表情や視線の変化、話すスピードやその間、声の大きさやトーンなど、全身から発せられる非言語のメッセージを見落としてしまい、結果的に相談ではなくアドバイスにつながっていた・・・なんてことも。


時を経ていまは、わたし自身のあり方が変わりました。解決するのは相談者自身であって、わたしはそのきっかけに気づくための役割に徹しようとしています。いわば黒子であり、カウンセリングが終わった後には「まるで自分と対話しているようでした」と言ってもらえることを至福としています。

そのうえであらためて大切にしたいと思ったのが、冒頭の言葉です。ここに一言加えて、わたしはこんなイメージで捉えています。

「First of all, Don't think. Feel. (まずは考えるな、感じろ)」

まずはわたしが相談者の世界観を感じることを優先しよう。
考えるのは後にして、まずはじっくりと耳を傾けよう。
非言語なメッセージにも注意して、まずはよく観察しよう。
・・・そんな心がけて臨んでいます。

十分に感じ取った後は、そもそもなぜこの話をしようと思ったのか、ここに至るまでにはどんなできごとがあったのか、相談者の中では何が問題で本当はどうありたいのかを、相談者の世界観で考えるようにしています。それはまるで「相手の靴を履く」かのように・・・


もちろんカウンセラーによってスタイルは異なりますし、急を要する場合はじっくりと話を聴くことは難しいかもしれません。
それでもわたしが理想とするのは、じっくりと感じる時間を大切にして自分との対話ができるカウンセリングです。これをわずかな時間だったとしても味わっていただけるように取り組んでいます。

そのために、わたし自身のあり方が「どんなお話しでも伺いますよ」という懐の広さを感じさせるものへと変わってきた、と自覚しています。
以前のわたししか知らない方は驚くかもしれませんね。それくらいこの10年ほどで変化・成長したと自負しています。


「Don't think. Feel. (考えるな、感じろ)」

あなたはこの言葉をどう感じますか?
そしてどう考えますか?



#明日も佳き日でありますように
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