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トマトパスタ、ボンゴレビアンコにヌクマム

こんにちは、東京・代々木でベトナム料理教室okatte を主催している ほしです。

今日はベトナムの魚醤 “ ヌクマム ” の使い方についてご紹介!

>>>ヌクマムって??


ヌクマムは カーコム という小さな魚を塩漬けにして作るベトナムの魚醤です。
(カーは魚、コムはお米という意味で、米粒のように小さな魚でカーコム)


日本でもいくつか魚醤があります。
ハタハタを発酵させて作った秋田の “ しょっつる ”
香川の “ いかなご醤油 ”
イワシを発酵させて作る能登の “ いしる ” など

タイ料理だとナンプラーですね。


まだまだヌクマムよりナンプラーの方が知名度が高い気がします。

/// 冷蔵庫にナンプラーはあるけれどヌクマムはない \\\

そんな方でも大丈夫ですよ。
ぜひ、お家にあるナンプラーでまずはベトナム料理を作ってみてくださいね。

エスニック調味料を全部揃えたのはいいけど、最後まで使いきれない!
習ったレシピ以外にどのように使えばいいのかわからない!

なんて声をレッスンでもよく聞きます。

>>>ヌクマムってどうやって使えばいいの?

まず、ベトナム料理には欠かせない
ベトナム料理の味の決め手になる

魚醤 ヌクマム ( Nước mắm )を普段のお料理にプラスしてみてください。

難しいことは一つもありません。

/// 日本のお醤油だと思って使う\\\    のです。

と 言ってもまだハードルが高いでしょうか?

具体的には
*唐揚げの下味に(醤油の代わり)
*炒め物のお肉の下味に(塩、コショウの代わり)
*豚汁の味付けに


まだまだありますよ〜。
(長くなるのでヌクマムの使いこなしはレッスンの時に詳しく説明しますね。)

私がよくやるのは

*トマトソースの味付け
*ボンゴレビアンコの味付けに

パスタを作る時に“ ヌクマム ” が欠かせません。

トマトソースは 塩 で味付けするより 断然 味に旨味、深みが出ますし
ボンゴレビアンコでは “ ヌクマム ” はニンニク、あさりと相性◎です。


ニンニク料理にはヌクマム
トマト料理にはヌクマム

と覚えて使ってみるのもいいでしょう。

なんでニンニク、トマト料理、スープ(豚汁)の味付け、お肉の下味にヌクマムが合うのか?

>>>本当に大丈夫???

自信を持って大丈夫です。
実はこれ、普段ベトナム人がやっている味の付け方、ヌクマムの使い方なのです。

ヌクマムは日本のお醤油のように
下味や煮物、炒め物、スープの味付け、タレなどに使います。

個人的にはヌクマムの煮物を是非皆さんに味わってほしいな〜と思います。
(全然臭くなく、魚の旨味がプラスし出汁醤油で煮た仕上がり、かつ、ごはんがススムのです。)

ベトナムに住んでいた頃はフォーや生春巻きよりもそういった家庭料理ばかり食べていました。

逆にフォーや生春巻きだけ習うとヌクマムは使いこなせないかもしれません。

>>>ベトナム料理教室okatteが心がけていること

なので、普段みなさんが知らないベトナム料理=ベトナム人が普段食べている料理 

をご紹介できるようにレッスンを計画しています。
(たまに有名なお料理もはさみながら◎)


5月はベトナムのお好み焼き バインセオのレッスン
6月はフォーだけじゃないベトナム麺のレッスン
7月はベトナム・ハノイ名物 チャーカー鍋のレッスン

どのレッスンにもヌクマム ( Nước mắm )を使いますよ。

日本のご家庭にも一家に一本ヌクマムが普及するくらい
ベトナム料理が日本人に親しまれ 身近になれば良いなと日々願いながらレッスンに励んでいます。

一人でも多くの方にヌクマムの美味しさ、ベトナム料理の美味しさが伝わりますように◎
最後までお読みいただきありがとうございます。

ベトナム料理教室okatte ほし