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岩合光昭 写真展「PANTANAL」に行った

岩合光昭さんの『PANTANAL パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原』という写真展に駆け込みで行ってきた。

パンタナールという大湿原の王様・ジャガーが、パラグアイカイマンという自分よりも大きいワニを仕留めて引っ張り上げた時に、鋭く光った目に惹きつけられた。

猛獣としてのジャガーの写真を見た後、川辺で寝そべるジャガーの写真を見ると一層ジャガーが好きになった。

いつも動物園で温泉に浸かっているイメージのカピバラは、天敵のジャガーの気配を察知すると、水を飛び散らしながら一目散に川に飛び込む。

くちばしが大きく色鮮やかな鳥たちは魚を丸呑みし、ある鳥はカピバラの頭の上という安全地帯を狙っている。


川に浮かぶパラグアイカイマンの屍の写真を見た後、「パンタナールに生まれ、パンタナールに育ち、パンタナールに還る。」という言葉の意味がわかって涙が出そうになった。

自分の暮らしている地球の裏側で、こんな眩しい生命が息づいていると実感し、胸が熱くなる写真展だった。

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