玉砕の美学 4

2024年1月4週

年明けから障害戦の調子がいい。調子がいいと言っても、障害戦に突っ込むことはほぼないので、微々たる利益だが、当たると競馬は面白い。近年はさっぱりで、今年も特に何かしたわけではないので、偶々とは思うが、今週は3鞍とも的中した。

私が的中するということは初障害が順調に圏外で、ハービンジャー産駒が頑張ったということだ。ハービンジャー産駒が何故障害で走るのか?詳しいことは分からないが、複勝率の数字が抜けていい間は買えばいいのである。基本的に加速力に乏しいが、ワンペースで走り続けることは得意な馬が多い。その辺が障害向きなのでは?と考えているのだが。

そのハービンジャー産駒のサインオブサクセスが土曜小倉4Rの障害未勝利戦を、ケイティクレバーが土曜8Rの牛若丸ジャンプSを勝ってくれた。どちらも◎で、4Rは馬連と3連複を、8Rは馬連が当たった。こうなると鬼に金棒で、平地の馬券で惨敗して、トータルでは負けているのに、日曜の障害戦が楽しみになるのだ。

日曜小倉4Rの障害未勝利戦、ここにハービンジャー産駒はいなかったが、貯金馬は2頭いて、◎はその1頭、ファルコニア、ここが2戦目だが、平地オープンの脚は確かで、次走は勝てそうとメモしていた。○はもう1頭の貯金馬、パーリーブラック、前走の初障害で落馬した馬だ。

完走していない馬は初障害扱いのマイルールがあるはずだが、それでもメモに残しているということは余程惜しかったのだろう。あまり記憶にないけれど、過去の自分を信頼するしかない。その2頭と、同じく障害2戦目のヴァリアメンテに、ここ2戦安定しているメルテミア、実質4頭の競馬だ。

何だか自信が出てきた。私、障害が見えているのだ。でも、パーリーブラックを除いた3頭は人気だしなぁ…と思ってオッズを調べると、人気3頭の三連複でも8倍あった。これは4頭BOXでも損することはない。パーリーブラックが来れば十分に利益が出るし、それが貯金馬なのだ。

ええい、行ってしまえ。普段は参加する程度の障害戦だが、ここで資金を倍にしてしまうのである。それでも微々たるものだが、私、平地の馬券の負けを忘れている。とりあえず、最悪元返しの4頭BOXに、ファルコニアとパーリーブラックを軸にした馬券をバラバラ、パーリーブラックの単まで押さえようか迷ったが、そこはファルコニアを信頼した。

いや~、上位人気3頭(私が買った馬だ)は安定した飛越で、危なげが無かった。初障害のイフティファールに割って入られそうなシーンもあったが、直線は3頭の競馬で、ヴァリアメンテ→ファルコニア→メルテミアの順にゴール、パーリーブラックは見せ場すらなかったが、今回は完走したのだから、それでも進歩だ。

何だかんだこの三連複で元返しになるので、落ち着いて見ていたのだが、その配当は610円、おかしい。8倍のはずだ。当たり前だがオッズは下がるのである。これはもしかしてと思ったが、綺麗なトリガミだった。何だかなぁ~、これで確変が終わったような気がするのである…

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