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道を聞かれることのメリット

道を聞かれることが多い。

正確に他の人と比べたことはないから、あくまでも自分の感覚でしかないのだが、よく聞かれると自分では思っている。

会社の近くに交差点があるのだが、ランチのときに信号を待っているとよく聞かれる。

他の人もたくさんいるのになんで自分なのかと思うのだ。

通勤途中で宝くじ売り場を尋ねられたこともあるし、初めて行った場所でもある。

一番ビックリしたのは、観光でベルギーに行ったときのこと。ブリュッセルからブリュージュへ行こうとしていたとき、なんとかこっちではないかと思う電車に乗り、どこかの駅で乗り継ぎのために待っていたときに、インド人(姿かたちでそう思った)の人から道を聞かれたことがある。

「え!いやいやよく自分を見てよ。アウェー感満載でしょ?」

おそらくは同じブリュージュへ行こうとしていたと判断したので、つたない英語で、なんとか行き方を伝えたが、本当にブリュージュへ行きたかったのかは分からない(間違っていたらゴメンナサイ)。

迷惑というわけではない。

ビックリするのだ。

会社近くの交差点に行くころは、午前中の仕事が終わり、ぼーっとしている。頭の回転数をグンと下げている。そんなときにいきなり見知らぬ人から道を聞かれるという、自分にとって難易度の高い課題を与えられるのでビックリしてしまうのだ。

あまり地理に詳しくないということもある。家の近く、通勤の途中、会社の近く、いずれもそれほど詳しくない。遊びにいった場所ならなおさらで、聞かれると困ってしまう。

ただ、道を聞かれることでメリットもある。

結果的に人に親切にすることができるのだ。

自分は内向的で積極的に人と交わることができない。

なので、「ああ、こうやったら親切だよね」と思っても実行できないことがある。それで後悔することがよくあるのだが、道を聞かれる場合、相手から動いてくれて、それに対して対応するだけで、人に親切なことができるのだ。

だから、道を教えたあと、すこし嬉しいのだ。

人に親切なことができたなと。

だから、まあいいかなと思っている。

読んでいただきありがとうございます。
次も書きます!

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