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【第1回/全4回】まだまだ男性育休は取りづらい風潮の中で、まずは先陣切って取ってみた!

丸安毛糸では、これまでに2名の男性社員が育休を取得しました。今回はその2人にインタビューして、取得までの経緯や、取得中の生活について、さらには会社に復帰してからの日々のことを話してもらいました。

写真左から沓澤 龍昇、額賀 大輔、岡崎 博之。
  • 沓澤 龍昇(くつざわ たつのり)
    素材部 営業 セールスプラニングDiv. マネジャー/2019年入社
    メンズセレクトショップでの販売を6年経験。その後、丸安毛糸へ入社。素材部に所属し、取引先への糸のプレゼンテーションや納期の管理を担当。フットワークを軽く、お客様からの信頼を大切に、毎日の業務に取り組む。

  • 額賀 大輔(ぬかが だいすけ)
    製品部 営業企画Div. サブマネージャー/2017年入社
    お客様に素材のプレゼンテーションを行い、打ち合わせを続け、一つの企画を立ち上げ、店頭に並ぶまでのコントロール全般など幅広く担当。好きな映画はスペースジャム、好きなアーティストはマイケルジャクソン。


社長:
近年、男性の育児休業・育児休暇取得が注目されています。

男性育休の推進は、大企業のように人がたくさんいるところで実現可能なものであり、我々中小企業にとっては、どこか遠くの理想郷の話のように思っている社長も少なくありません。私自身も実際に2人が育休取得に動き出してくれなければ、同じように非現実的なものといまだに感じていたかもしれません。

今回はお互いにその辺りの迷いや葛藤も含めて、色々と話ができたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

沓澤・額賀:
よろしくお願いします!

社長:
まずは自己紹介と、いつ育休を取得したか教えてください。それぞれの育休エピソードは、後ほど掘り下げて聞いていきましょう。
最初は、丸安毛糸の男性育休取得 第1号の沓澤(くつざわ)くんからどうぞ!

沓澤:
素材部 営業マネージャーの沓澤です。丸安毛糸で創った糸を、ニッターさん(編物業者)、アパレルさん、デザイナーさんにお見せして販売する営業職を担当しています。実際にお客様と接する以外にも、糸を製造する工場、糸を保管する倉庫とスケジュールを組んだり、細かい納期管理の調整も行っています。正確さとスピード、交渉力が求められる業務ですね。

昨年5月に第一子が生まれて、昨年7月から9月末にかけて3ヶ月の育休を取りました。うちは里帰り出産(実家に帰省して出産すること)で、産後1ヶ月で自宅へ戻ってくる予定だったんです。だから、出産予定日から育休を取るよりも、自宅へ戻るタイミングにあわせて育休をもらいました。実家から自宅へ戻ると、奥さんと子供だけになっちゃうので。


社長:

生まれる前から育休取ろうと思ってた?

沓澤:
最初は育休取るつもりはなかったんです。社内に男性育休の前例がなかったですし、3ヶ月も仕事から離れるわけにはいかないと思ってました。しかし、出産が差し迫った時、奥さんの負担が増えるのを目の当たりにして、話し合った末に「育児は2人でする」と決めたんです。

とはいえ、何も考えなしに「育休取らせて下さい」って言って、すんなり「いいよ」とはならないでしょうし。育休のことをしっかり調べて準備して、会社に相談させてもらいましたね。


社長:

ありがとう。
沓澤くんに続いて、今年は額賀(ぬかが)くんが男性育休を取得して、今年のGW明けから仕事復帰しました。それでは、額賀くん、自己紹介をお願いします!

額賀:
私は製品部で営業企画のサブマネージャーをしています。お客様から相談いただいたものを企画提案を行い、実際の製造から完成までをサポートします。ひと言で表すと「お客様の作りたいものを一緒に形にする」のが私たちの仕事です。

社長:
額賀くんの担当業務は、案件にもよるけど、お客様の作りたいものを一緒に探して組み立てるような仕事だから、一つひとつの担当期間が長いよね。

額賀:
そうですね。一社ごとに深く長く関わりますし、お客様とのコミュニケーションが大切な仕事です。

私の育休は子供が生まれる少し前、今年の2月末からGW明けまでの2ヶ月半取らせていただきました。最初は育休を取るつもりはなくて、妻から「育休を取ってほしい」という希望もなかったんです。しかし、妻のお腹が大きくなって胎動を感じるようになると、出産後に私も一緒にいたいという気持ちが大きくなって。うちは里帰り出産はせず、退院後すぐ自宅に戻る予定だったので、その場に私もいることが出来たら幸せだろうなと思ったんです。


社長:

なるほどね。額賀くんは、沓澤くんの前例があったのも育休取るきっかけになった?

額賀:
もちろんありました。正直言うと、男性育休は取りづらい風潮の中で、沓澤さんが先陣切って下さっていたので、真っ先に沓澤さんへ相談しました。

沓澤:
私は育休を取って良かったので、「育休取る気があるなら絶対取った方がいい。その方が後悔しないから」って強めに伝えたんです。

額賀:
とても励まされて、背中を押してもらいました。


▶︎ 男性の育休に取り組む 育児休業制度とは?

 詳しくは最新の厚生労働省HPをご覧ください


(​​第2回につづく(全4回))



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