見出し画像

【第5回/全5回】出張最終日にトラブル発生! 汪さん、日本へ帰れない!?

丸安毛糸では、イタリア・フィレンツェで年2回開催されている世界最大規模の糸の見本市「Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)」に2017年から出展しています。2023年1月に開催された春夏の展示会に続き、7月に開催された秋冬の展示会にも出展しました。今年2回目の出展のためイタリアに行ってきた、素材部の汪(ワン)さんと李(リー)さんに展示会の感想や、現地での出来事を岡崎社長がインタビューしました。

▶︎ 前回の記事はこちら


社長:
イタリア出張の最終日、予期しないハプニングがあったと言ってたけど、一体なにが起こったの?

李:
ホテルをチェックアウトして、空港へ向かう前に買い物をしていたんです。その時に、汪さんの財布が盗まれてしまったんです...

汪:
はい...。エコバッグの中に財布を入れて、行列に並んでいた時、スリにあってしまいました。財布の中にはお金、クレジットカード、免許証、帰国に必要な書類も入れてありました...

社長:
えぇーーーーっ!!

李:
帰りのフライト時間が迫る中、これ以上被害が大きくならないように対処しないといけません。空港へ向かうタクシーの車中で、みんなで手分けしてクレジットカード会社へ連絡し、利用を停止してもらったり奔走しました。空港へ着いた時は、みんな車酔いしてましたね(汗)

汪:
空港へ着いたら、急いで警察へ行って、帰国に必要な書類を作ってもらいました。手続きが搭乗時間ギリギリまでかかってしまって、私だけ帰ることが出来ないかもしれない...と思いました。李さんが親身になって警察とのやりとりを手伝ってくれたんです。

社長:
大変だったね!
じつはその時、淳(丸安毛糸からイタリア出張へ行った男性社員)から緊急電話がかかってきて、「汪さんが帰れないかもしれない」と言われたんだよ。電話の後ろから、李さんが警察と話す一生懸命な声が聞こえてました。それからすぐ、「汪さんも無事飛行機に乗れるようになった!」と連絡があって、搭乗ギリギリだったみたいで電話が切れたんだよね。

2人とも無事、帰ってきてくれて良かったです。

それでは、最後にイタリア出張を振り返ってひと言ずつ感想を聞いてみたいと思います。まずは、李さんからどうぞ。

李:
今回は初めての海外出張で、海外の方に自社の製品をプレゼンすることも初めての経験でした。私は日本語を使うよりも、英語の方が馴染みがあって、自分の想いを表現しやすいんです。今回の出張で英語を使って、私たちの製品や想いをアウトプットすることで、これまで以上に製品への思い入れや理解が深まったと感じます。

李:
あと、一緒にイタリアへ行ったメンバーとは、この展示会を通じてコミュニケーションをとることができました。日本にいると、仕事の話しか出来なかったですが、出張中は一緒に食事をして、仕事以外の雑談を楽しめたり、普段と違う面を知ることも出来ました。とても良い経験をさせていただきました。

社長:
ありがとうございます。
汪さんは前回のイタリア出張後に、「イタリア語を勉強し始めた」と話してましたが、勉強して役立ったりしたことはありましたか?

汪:
出発前に、プレゼンで使えるイタリア語を覚えてたつもりでしたが、現地の方にイメージした通りには伝わらず...(苦笑)まだまだ勉強が必要です。しかし、私がイタリア語を勉強していることを伝えると、お客様と会話が弾むきっかけになりました。次回行く時は、もっと話せるように頑張りたいと思います。

社長:
ありがとう!次回の「Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)」は2024年1月!
2人とも引き続き、頑張ってくださいね!


(おわりです。最後までお読みいただきありがとうございました)



この記事が参加している募集

オープン社内報