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【対談04】 なんと、ロシアのお客様も訪れた!

丸安毛糸では、イタリア・フィレンツェで年2回開催されている世界最大規模の糸の見本市「Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)」に2017年から出展しています。今回の出展はコロナ禍以降初となる3年ぶり。この出展のためイタリアに行ってきた素材部の片野さんと、汪(わん)さんに、展示会の感想や、現地での出来事を岡崎社長が自らインタビューしました。

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岡崎:
ところで今回、コロナやウクライナ・ロシア戦争の影響はどのように感じた?

片野:
コロナの影響という点では、主催者側から「コロナ前に来場者数が戻った」という報告はありました。
 
来場者は全員ノーマスクですし、来場されたお客様と話してても「コロナが大変で…」という話題はまったく聞かなかったですね。会場の雰囲気も、コロナ禍の影響なんてまるで感じなくて、3年前の続きという感じでした。
 
自分達が思っている以上に、ヨーロッパはもっと前向きに進んでいるだって実感しました。

岡崎:
“前向き”ってどういうこと?

片野:
日本にいると「コロナ」「自粛」といったキーワードをまだ耳にしますが、今回の展示会ではコロナっていう単語がほとんど出ないくらい、通常に戻ってる感じがありました。
 (このインタビューは2023年2月13日におこなわれました)

汪:
中国と香港からのお客様は旧正月の影響で少ない印象でしたが、ヨーロッパ、アメリカ、インド、アフリカからのお客様が大勢いましたね。

展示会場のようす

岡崎:
日本からイタリアのフライト時間はどんななの?

汪:
今回、イタリアへ行く飛行機はロシア側をフライトできないので東回り(日本→アメリカ方面)でしたね。

片野:
そうですね。通常は西回り(日本→ヨーロッパ方面)なので、今回のルートは初めてでした。世界情勢をこういう部分にも感じますね。

機内で撮影した飛行ルート画像

汪:
羽田空港から一旦フランスのパリへ。イタリアのフィレンツェまで合計15時間の移動でした。

岡崎:
うひゃー!大変だったね。
通常なら12時間で行けるのに、いまはそんなに時間がかかるんだね。移動は相当疲れるんじゃない?

片野:
Netflixを観たり、寝たりするので大丈夫ですよ!(ケロッ)

汪:
窓の外の景色を見たり、機内の映画を観たり、寝たりしてました。(ケロッ)少し長いなと感じましたが、二人とも大丈夫でした!

岡崎:
若いなぁ…。頼もしいわ(笑)
あと、ロシアから来たお客様に日本から荷物を送れないって聞いたけど、その点などはどうなっているの?

片野:
そうなんです。展示会から帰国して、日本からお客様へ資料を発送していますが、日本からロシアは荷物を送ることができないんです。
 (2023年2月時点)

でも、ヨーロッパを経由すると、ロシアにも荷物を届けられることがわかり、イタリアのエージェントさんに手伝ってもらいながらロシアまで荷物を送ったり。試行錯誤しています。

(つづきます)


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