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【第2回/全4回】丸安毛糸で男性育休 第1号 誕生!その時、社長の胸の内は…?

丸安毛糸では、これまでに2名の男性社員が育休を取得しました。今回はその2人にインタビューして、取得までの経緯や、取得中の生活について、さらには会社に復帰してからの日々のことを話してもらいました。

写真左から沓澤 龍昇、額賀 大輔、岡崎 博之。

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社長:
丸安毛糸 男性育休 第1号は沓澤くんです。前例のなかった中で、どんな準備をして会社に伝えたの?今だから話せることってある?

沓澤:
私の周りにも男性育休を取った知り合いはいなかったので、主にYouTubeで“育休パパの体験談”を見ていました。そこで気づいたのは、誰一人として「育休を取って失敗した」って後悔してる人がいないということです。育休を取ってない人が多い中で、取ってみないと分からないことにチャレンジする方が、私には価値があると感じて。

ただ、その当時、私の所属する素材部は忙しくて、考えなしに育休を取ると、みんなに迷惑をかけることは目に見えてました。


額賀:

そんな中で、沓澤さんはどんな準備をされたのですか?

沓澤:
いろいろ調べる中で「半育休」といって、育休中でも一時的・臨時的なものに限り、仕事ができることが分かりました。例えば、私の担当するお客様にイレギュラーなトラブルが発生した場合、育休中でも私が対応することができるそうなんです。(※注)2023年6月時点での掲載情報を参考にしました)


▶︎ 詳しくは最新の厚生労働省HPをご覧ください

沓澤:
私の担当業務で起こる「もしも」を想定し、その対応方法をシミュレーションを考えたり、かなり準備をして会社に伝えました。

額賀:
受け入れてもらえたんですか?

沓澤:
はい、育休の話が進みました。すごく嬉しかったです。

社長:
当時の私の心の内では、正直葛藤があったけどね(笑)

この話を受けた時は、人手がいくらでもほしい会社の状況だったし、「休んでる間の仕事どうするの」って真っ先に浮かんだよ。

私は昭和の人間だから、「男は働け」って価値観の中でずっと仕事をしたの。世間でチラチラ「男性育休」って聞くようになってたから、いずれうちの会社も…と思ってたけど、正直言うと「もう(育休取りたいと)来たの!?」って戸惑う感覚が大きかったね(笑)

思わず経営者仲間、私の妻に男性育休のことを聞いてみたり、私なりに調べて考えましたよ。

沓澤:
そうですよね(苦笑)

社長:
決め手になったのは、沓澤くんの直属の上司から「会社の将来にプラスになる取り組みだと思うし、沓澤くんに育休を取らせてあげたいです」と後押しがあったこと。それって素晴らしいなと思ったんだよね。「チームでサポートします」ってことだから、きっとそれなら出来ると思えた。

ちょうどタイミング良く、オンラインを使った業務効率化に力を入れた時だったから、沓澤くんの育休を決めることが出来ました。


沓澤:

ほんとチームの人たちの理解と強力に助けられました。

社長:
だから2人目に額賀くんが育休取る時は、もうそんなにびっくりしないで、育休申請受けましたね。

額賀:
私の時はとてもスムーズに話が進みました。二つ返事でしたね(笑)

うちの会社は子供のいる方が多いし、すでに沓澤さんの前例があったので「男性育休に驚く」ということはなかったです。私よりひと回り上で子供がいる先輩と話した時、「自分の時にこの制度があったら利用したかった」と言われたことがあって、私は良い経験をさせていただけたんだなと感じました。


(​​第3回につづく(全4回))



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