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ゲムマ春作品の入稿を終えました

グラフィック担当にゃもです。

ゲームマーケット春に発売予定の新作2作「キチキチキッチン」「モル盛」の入稿が終わりました!
OKAZU brandは軽量級から重量級まで、さまざまなタイプのゲームを作っていますが、今回は比較的軽量のゲームが2本です。軽量級のゲームだから作るのが簡単だというわけでもなく、レイアウトや図説でどう分かりやすく伝えたらいいのか考え続けなくてはならず、重量級のゲームの組版とはまた違った苦労があります。

入稿が終わっても、まだまだやることはありますが、ひとまずひとつの大きな山を越えました。
入稿終了直前のエピソードを2つほど。

「モル盛」は、「ひつ陣」「やぎ山」「カピ原」に続くOKAZU brandのどうぶつ小箱ゲームの新作です。

ひつ陣(在庫終了)、やぎ山、カピ原


シリーズ通して顔のアップのイラストなので、モル盛も当初、顔と境界線のデザインにしました。

すると、んん……?

すごい肩幅の広いモルモットに見える!
(下は解説の落書き)

ものすごく肩幅の広いモルモットに見える問題を解決するために、4作目にして初めて体の線を入れることにしました。

右がモル盛の完成イメージです。
体の線が入りました。


「キチキチキッチン」
はさまざまな食材をかきあつめて何の料理かを伝える協力ゲームです。
説明書もイラストをふんだんに盛り込んで、読みやすさを目指しました。
そこで登場したのがこのキャラクターです。

下書き時点からなんとなく描かれていたものがそのまま本採用となりました。

説明書も箱裏も彼らに活躍してもらってデータを完成させ、入稿した後に印刷屋さんから確認用の画像が戻ってきたところで、作者であるOKAZUさんがポツリと、「こいつ手があるの?」と聞いてきました。

私が、「いや耳と手が一緒の生物だよ」と返したものの、OKAZUさんが指し示したのは箱裏の解説イラストでした。

左下のピンクの生物が……

左下のピンクのキャラが、明らかに手でフォークとナイフを持っていました。
差し替えるにしても確固とした設定があるキャラクターな訳でもないし、これ以外に不備もないし……。
「普段は耳でものを掴んだりするけど、気分で別の手を生やすこともあるんだよ、そういう設定にした、今」
と突然の設定変更をして印刷屋さんにOKの返事をしました。

という紆余曲折があって、今回も無事(?)入稿の山場を乗り切りました。
どうぞ2作とも完成をお楽しみにお待ちください!

ゲームの中で、おいしい料理をたくさん作ってくださいね!

また直近の参加予定イベントである、3/23~24の大阪BGBE(https://note.com/okazubrand/n/nc67373842d54)、3/31名古屋ボードゲーム楽市(公式サイト:https://boardgame-rakuichi.com/)で配布予定のまちがいさがしも描き下ろして入稿しました。さらにイベントで楽しい試みができないかと試しに作成しているものもあります(これは進捗あり次第またnote記事にしますね)。
ゲーム本体の入稿が終わっても、まだまだ作業は続きますね。

それでは大阪、名古屋、フォアシュピール、そしてゲームマーケット春でお会いできるのを楽しみにしております!

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