フォローすると楽しいbot17選

インターネット亭大好き丸が選ぶ フォローすると楽しいbot 17選(中途半端か〜い

かの有名なロックバンド"Dragon Ash"のボーカリスト KJは人々にこう問うた。

”ミクスチャーロックは好きですか?”

そして、ヤフーきっずの時代からインターネットを愛する僕はあなたにこう問いたい。

”インターネットは好きですか?”

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”インターネット的なもの”の話

…さて。
”インターネット的なもの”の話をする。

僕はインターネット的なものが好きだ。
もし落語家になったら「インターネット亭大好き丸」と名乗ろうと思うレベルで、好きだ。(「インターネット亭大好き丸」って言いたかったから記事のタイトルはこれにしたで候)

どこが好きなのかと問われたら、顔の見えない人同士が日常のあるあるや、ある主題に対して割とまじめにふざけあえるカルチャーが特に好きだ、と答えたい。

今思えば、インターネットを好きになったのも、中学生の頃に「ドラゴンボールマニア」という、ドラゴンボールにおけるキャラクターの強さについて独自の指標のもと偏差値をつけて真剣に議論したり、画像のセリフを変えてひどいコラを作り、今でいうboketeみたいに大喜利するサイトがきっかけだった。

現実世界でのわずらわしさやルールにとらわれず、興味関心や嗜好性が似たような人たちが夜な夜なふらりと集まってワイワイする様を見て、飛騨の田舎の学生だったオラはわくわくしてた。

あれから10年以上の月日が流れて、やれスマートフォンだ4Gだなんだが発達し、SNSが浸透したことによってリアルとインターネットの境目がなくなってきた。

それによって、SNSを切り口にリアルの友達ができたり、書籍になっていないような情報にも出会いやすくなった。つまるところインターネットのオープン化によってとても便利になった。

しかし、昔のインターネットのような、リアルと分断された"村"的な、ネチケットの遵守や、ヌクモリティ、カオスだけど配慮と狭く深い共感のあるコミュニケーション="インターネット的なもの"は少しずつ見えにくくなっているように感じる。

電車男の世界からサマーウォーズの世界への変化。
開けた分、村の数は増えたけど、ノイズも入りやすくなっていて、かつてのインターネットが居場所だった人ほどそこに寂しさやわずらわしさを覚えてるのではないかと思う。

↑インターネットに関する自分のツイートを抜粋。けっこう悲しんでる。

時の流れと共に物事の有り様が変わるのは当たり前だし、コミュニケーション領域、ましてや進歩のすごいITの領域ならなおさら。

恩恵を受けてる分すべてを憂うわけではないけど、リアルの延長としてのインターネットだけでなく、インターネットで完結する"インターネット的なもの"が今後も細々と残り続けてくれたら嬉しい

Twitterのbotの話

そんな、インターネット的なもの の一例として挙げられるのがTwitterのbotだ。

歴史上の偉人や文豪の名言から、おすすめの飲食店情報を配信するもの、企業役員の異動情報をひたすら流すもの…ガチのお役立ちから全力おふざけまでさまざまなbotがある。

手動であれ自動であれ、botには「こんなアカウントあったら面白いじゃね?」とか「こんな情報発信してたら喜ぶ人多いんじゃね?」みたいな、顔の見えない運営者のインターネットに賭ける期待、一握のアイデアと大喜利心が見られて、何かとわくわくする。

ツイッターも約10年の間に大きく姿を変えてきたけど、botカルチャーに関してはそれほど変化がないように思う。
botをDIGるのは楽しいし、僕自身のbot愛も約10年間変わっていない。

前置きは謎にだいぶ長く、ジジ臭くなってしまったけど、今回の記事では個人的に好きなbot、見ていて楽しいbotをたくさん紹介しようと思う。

では、いくぜ!!!!

みんな、最後まで見てくれよな!

①大分むぎ焼酎二階堂ナレーションbot

その昔、放映していた焼酎のCMのナレーションをまとめたbotです。
こんなファンサイトがあるくらいのコアなファンがいるという大分むぎ焼酎二階堂。
激しく流れるタイムラインで箸休めすることができる言葉たち。
コピーライターの魂を感じます。

②ダサセーター画像

ダサいセーターの画像をひたすらまとめたアカウント。
クラフトマンシップが光る。一生見てられます。

③素敵な語感

ひたすらすてきな語感の言葉を並べるbot。
どれもこれも語感がよくて、言葉のビスケットを食べているような気持ちになる。

④今夜はブギーバック

名曲「今夜はブギーバック」のサビの節に合わせてトレンディな言葉を発信するアカウント。
センス良いアカウントはIDにもセンスが滲む。

botではないそうです。すみません…。

⑤滝行bot

滝に打たれ心身を清めんとする人たちの画像を投稿するbot。
大変そうだ…。

⑥アフリカのことわざ

アフリカのワイルドでちょっとキュートなことわざをまとめたbot。
この頃書籍化もされたそうです。

⑦ごまbot

ひたすら「ごま」を投稿するbot。
癒やしでしかない。

⑧いろんな回bot

様々なテレビ番組や漫画の「回」をまとめたbot。
消費されがちなエンタメをこういう形で残すという着眼点がすごい。

⑨摩訶レコードbot

昔のユニークなレコードのジャケットを紹介するbot。
昭和はすごい時代だったんだな…運営の方のDIGり力がすごい。

⑩大阪のオカン

大阪のオカンの言葉を紹介するアカウント。
リアルすぎて脳内再生されてしまう。

⑪お互い高めあおう

「お互い高めあおう」という言葉だけをひたすら垂れ流すbot。

IDはもちろん「otagaitakameaou」。

⑫向井秀徳合いの手bot

ロックバンド NUMBER GIRL / ZAZEN BOYSの向井秀徳さんがライブ中に入れる合いの手を紹介するbot。
本当に言ってるからファンは絶対笑っちゃうはず。

⑬Amebaブログニュースタイトル

Amebaブログニュースのタイトルを紹介するbot。
見出し考える人も楽しそうだな…。

⑭沢チャレ愛の名言集bot

ロックバンド ザ・チャレンジの沢田チャレンジさんの名言をまとめたbot。
愛や恋に対する楽しい名言だらけなので、帰ってゆっくり見てみてください。

⑮クソなぞなぞbot

問いも答えも元も子もないものばかりのなぞなぞを集めたbot。
インターネット版笑点。

⑯板垣bot

僕の親友がやっていたbot。
板垣退助の名言「板垣死すとも自由は死せず」のパロディをひたすら流すアカウントです。

⑰ミスチル二郎bot

Mr.Childrenの歌詞と共に二郎系ラーメンの画像をアップするbot。
ミスチルの歌詞があると二郎系ラーメンがものすごく尊いものに見えてくるのがポイントです。

さいごに

以上、17アカウントのbot、あるいはbotっぽいものをまとめてみました。
(「bot」という本来の言葉の意味とは違うものもあると思うのでご了承ください)

あなたはどれがお好きですか?

みなさんのインターネットがより楽しいものになりますように!


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