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Webメディア編集者の僕がブログを3つもやる理由

ブログを3つやっている。

暇なの?と思う方も多いだろうけど、それなりに働いている。
なんなら、普段はWebメディアの編集やライティングの仕事をしているので、それらを含めると月に15-20記事はなにかしらを書いていることになる。
加えてTwitterやインスタでもポコポコ何か言ってるし、LINEとかメッセンジャーやSlackでもペチャクチャしゃべってるから、まあ常に人と話しっぱなしの九官鳥みたいな人間である。キュ〜(鳴き声)

今回の記事では、わざわざ3つもブログを運営してきて、自分なりに見えてきたものやよかったことについてまとめようと思う。

こんな感じのブログをやってます

1.匿名のキャリア系アフィリエイトブログ
2.半実名でのnote
3.写真のポートフォリオとしてのTumblr

僕がやっているブログは上記の3種類。
それぞれを始めたきっかけや目的、そこで得たものなどをまとめようと思う。

1.匿名のキャリア系アフィリエイトブログ

※画像はフィルム写真フォルダからそれっぽいものを

一番ビジネスライクでおカタい内容を綴っているのがこちらのブログだ。

会社を辞めた時に有給休暇の期間に暇を持て余した結果、勉強がてら自分の資産になるようなサイトを構築してみよう!と考え、ドメインを取得するところから簡単なデザイン作成、記事の執筆までを完全にひとりでやっている。
URLは、内緒だよ(見つけてもそっとしといてね)。

匿名ブログをはじめた理由

僕は2社で働いてからフリーランスとして独立した。
新卒の会社ではオウンドメディアの編集周りを一貫してやっていたが、2社目の会社ではクライアント向けにWebサイトのコンサルティングがメインの業務だった。
すなわち、戦略は考えても、1社目のように現場での細やかな運用には入り込めないこともあり、もどかしさを感じることが何度もあった。

そういった背景もあり、会社を辞めてからは、新卒のときのようにきちんと自分の力でメディアのPDCAを回す現場感を取り戻そうと考え、ブログをゼロからスタートした。
テーマは転職やフリーランスとしての働き方、キャリア論みたいな領域。

いろいろ入り込んだ表現もしているので匿名にはしてあるが、一次情報と自分の経験談のみを扱うことにこだわって運営していて、今は月10万PVくらいでちょこちょこと収益は発生している。

匿名ブログをやってよかったこと

・自分のための思考の整理が誰かのための情報になる感覚がわかる

ブログでのアウトプットは日々考えていることを体系的にまとめるにはもってこいの場だ。自分のための思考の整理であっても、届け方を考えて編集すれば、しかるべき人にとっての立派な情報になる。

匿名でやっていることもあり、実名だと扱いにくいテーマやぶっちゃけ論も書きやすい。

・全体感をわかった上で、自分のスピード感で運営できる

Wordpressの設計からデザインから執筆までをすべて自分でやることで、ハード面での知識の習得はもちろん、1記事や1文字の価値を最大化するための「見せ方」を、全体感をわかった上で設計できるのが楽しい。

企業運営のメディア場合、内部リンクひとつを追加するのにも何かと確認作業が必要な場合があるけど、個人はとにかく小回りがきく。

せっかく書いた記事がどうやったら、他の要素と上手く絡み合ってメディアとしてのグルーヴが生まれるのかを、個人運営ゆえのスピード感でPDCAを回せるので、やりがいと目に見える成長を感じやすい。

自分発信でのコンテンツ=嘘のないもので勝負できること

それまで、いわゆるキュレーション系のコンテンツマーケに携わっていた時期があったので、出すべき情報への責任感について思うところがたくさんあった。
だからこそ、嘘のない、自分が経験から学んだ内容のみにフォーカスして情報発信をすることにこだわっている。
結果的に、あの嫌な後ろめたさもないし、自分の経験談が「人と情報が出会うきっかけ」になっているという、メディアを運営する上での社会的意義みたいなものも感じやすい。

・お小遣い稼ぎになる

「アフィリエイト」と聞くとアレルギーが出てしまう人もいるかもだけど、きちんと情報の裏側を証明できるものであれば、ここはなくなる。
「買わせるため」ではなく、「相手の背中を押すため」の情報発信にこだわっていれば、妥当なやり方での時間に縛られにくいお小遣い稼ぎになる。

メガアフィリエイターみたいな専業でここをやっているわけではないので、気も張りすぎず、こだわりを持ってできるのも自分にあってる。
フリーランスとしての毎月ここの収入が入るのも有り難い。

こんな感じで、「スキルアップ」と「お小遣い稼ぎ」を主な目的にして1つ目のブログを運営している。

「本業と副業の掛け合わせ」みたいなものを特に感じやすいのがこちらのブログかな。

2.半実名でのnote

※画像はフィルム写真フォルダからそれっぽいものを

こちらのnoteです。読んでいただきありがとうございます!
最も自由にやっていて、一番書いてて楽しいのがこちらのnoteだったりする。

noteを始めた理由

Wordpressのブログが匿名ということもあり、自分の名前でできる表現の場がほしいと思ったから。
匿名ブログを「人と情報が出会うための場所」だとすると、こちらのnoteはあくまでも「自分が友達を作るための場所」だと、個人的には定義している。

匿名ブログはマーケットイン的な、あるペルソナに向けて自分の体験を綴っているけど、noteはプロダクトアウト的な、自分がいいと思ったことや学びをわりかし自由に表わしている場所。(あくまでも自分は)こんな感じの切り分け方かな。

noteをやっててよかったこと

・友達ができた

noteを通じて、いろんな人とソーシャル上で繋がれるようになったのは、当初の第一目的だったので、本当に、すごく嬉しい。

深夜にひとりで考えた、勢いだけのなんでもない発信が、誰かの背中を押すような結果につながることってあるんだなぁと感慨深くなる経験が何度もあった。
そして、そこから新しい友達ができたり、友達との関係性に深みが出るきっかけにもなったので、ピースオブケイクさんには本当に頭が上がりません。

そういえば、前に俺たちのじゅんさんがこんなnoteを書かれてました。

・第4のSNSができて楽しい

Facebook、Twitter、Instagramに次いで開くのがnoteだと思う。他の3SNSではぶつ切りになってたり、表現の幅が狭くて理解しにくい内容や、日常のなんでもない話を、じっくりと楽しむことができるのが素敵だと思う。

Twitterとの相性もよくて、結果的にTwitter上での友達が増えるのにも繋がってるのもよい。

・発信をするのが好きになれた

noteはアルゴリズムやスキ機能などサービス全体を通じて、発信すること、書くことを肯定してくれる機能で溢れてるので、発信することに対して前向きになれる。

また、音声録音もできるので、これまでやったことのなかったラジオを録れるのも、自由度が高くて個人的には嬉しい。

こんな感じで、自由に楽しく、人と出会える表現の場所が自分にとってのnoteという場所だ。

3.写真のポートフォリオとしてのTumblr

※画像はフィルム写真フォルダからそれっぽいものを

最近、Wordpressの会社が買収したことでも話題になっていたTumblr。
個人的には、他のサービスにない独自のゆるふわ&ギークな世界観がたまらなく好きだ。SNSを擬人化して付き合うなら、僕はTumblrみたいな子と付き合いたいと思っている。

Tumblrは2011年ごろから個人のアカウントをやっていて、2018年ごろに写真のポートフォリオ用のアカウントを新しく作った。

Tumblrをはじめた理由

Tumblrのいいところは、「ソーシャル機能が弱い」ところだと思う。
リツイートやいいねに縛られない、ひたすら自分の好きなものや共感した言葉を自分のために並べられるメディアだと思っている。

そんな懐の広さとちょっとしたギークな世界観が昔から大好きだった。

2015年くらいから、趣味でフィルム写真を撮るようになった。
写ルンですからスタートして、買ったりもらったりで、今は4,5台くらいフィルムカメラを持っている。

当初はInstagramにアップしていたのだけど、テキストを考えるのが面倒だったり、いいねの数に敏感になってしまったりと何かとわずらわしいと感じることが多くなった。
だからこそ、そういったソーシャル的しがらみに縛られない、Tumblrを自分のポートフォリオ、「お気に入り」を置いておく場所として使用したいと考えるようになった。

Tumblrをやっててよかったこと

・自分の撮った写真を好きになれるようになった

TumblrのUI/UXは画像がとても見やすい作りになっていて、自分の撮った写真がやたらと本格的に見える。
すなわち、写真を好きになるにはもってこいの場所だと思う。自己肯定UIに乾杯。
クリエイターが多く使っているサービスならではの魅力だ。

・いいねに縛られずに楽しめる

世はまさに大いいね時代。いいねに笑い、いいねに泣く。
そんな時代だからこそ、そこに縛られずに、淡々と楽しめるサービスは、いいね、と思う。

・Tumblrをやっているというおしゃれ感に浸れる

これはもう完全に主観なのだけど、Tumblrをやっている人は美的感覚が研ぎ澄まされている人が多いように思う。デザインも自分なりに簡単にカスタマイズできるし、スタイリッシュなものが多い。

加えて、くだらないミームや歴史の裏側の話、2chの引用、ポエムっぽいポエムまでがカオスに飛び交う世界観が、ストリートアート的で面白い。よいインターネットである。

👇ちなみに、僕のTumblrはこちらです。

さいごに

それぞれ目的はぜんぜん違うのだけど、仕事で関わるWebメディアとは別で3つブログをやったことで、自分にとって確実にインターネット上での情報発信に対する考え方がブラッシュアップされたと思う。本業にも確実に活きていると思う。

企業⇔個人
ビジネス領域⇔クリエイティブ領域
実名⇔匿名
お金にならないもの⇔お金になるもの
Googleにウケるもの⇔ソーシャルでウケるもの

などなど

いろいろ属性や考え方はあるけども、これらに関連した情報収集・情報発信を風上から風下まで、「まず自分でやってみる経験」は、すごくエキサイティングだ。

同じことをやり続けることも大事だけど、新しいことを少しずつ試してみて、「軸」を増やして、既存の「軸」と掛け合わせてグルーヴを生み出していくことって、今後さらに大事になってくると思う。

よかったら、みなさんのブログ観や情報発信観みたいなものも教えてください!

そして、ふだんはおちゃらけてるけどたまにはこういう真面目な内容もこちらのnoteで書いていこうと思うので、みなさま、何卒〜〜〜!!

それでは、先輩の結婚式へ行ってきます〜!


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