大人数の「LINE」もうやめにしよう。─「DISCORD」のすゝめ─

 昨今において最も普及しているチャットツール「LINE」。個人的には非常に使いたくないツール。理由は後述。だからと言って、LINEを投げ出すと8割方の知人と連絡がつかなくなってしまうので使わない訳にはいかないのが悲しいところ。

グループラインを使う狂気

 LINEは誰でも使えることに特化したチャットツールだ。それゆえに、「おしゃべり」を超えるような会話ではチャットツールとしての機能不足、能力不足を感じるだろう。

・複数人で話せば会話は上へと流れ、遡るにはスクロールのみ
・複数の話題を同じグループで話す事は実質不可能
・会話内検索が出来ない
・UIがデカい。1画面の情報量が少なすぎる
・PCからの接続は要スマホ認証。実用的でない
・会話に誘うにはフレンド登録をして直接招待をしなくてはいけない
・ユーザーネームは公私混同(個別変更不可)
・メンション(通知)は1人1人指定して送らなければならない
・通知はグループごとにONかOFFの二択
・ボイスチャットは一斉通信

 正直言って、使いづらすぎる。1対1での会話ならまだしも、こんなツールで10 人を超えるようなグループでの会話はもはや凶器の沙汰だ。

ワンランク上のチャットツール

 ところで皆さん、「DISCORD」(ディスコード)というチャットツールをご存じでしょうか。詳細は省きますが、皆さんならすぐ調べられるはず。謳い文句は「もうSkypeは要らない」だったり「ゲーマーの為のチャットアプリ」だとか色々とありますが、これが非常に使いやすい。正直、全人類LINEからDISCORDに移行して欲しい。

 何が優れているのかというと、上記のLINEの欠点を全て克服していることだ。多機能ゆえに複雑ではあるが、このnoteを読むような人には全く何の問題にもならない程度の複雑さだろう。箇条書きで優れた点を挙げていく。

・URLでのサーバー(グループ)への招待が可能
・話題別で会話を分ける(チャンネル)ことが可能
・特定ワードの会話内検索や日時指定での会話の遡りが可能
・簡素で見やすいUI
・PCではアプリとウィンドウから、スマホではアプリから接続可能
・ユーザーネームは登録したものとは別にサーバーごとに変更可能
・メンションは役職(後述)ごと、個人ごと、全体等、多岐に指定可能
・通知を会話ごとやユーザーごとに設定可能
・ボイスチャットは入りたい人がチャンネルへ参加する形

 DISCORDの画期的な部分は「サーバーとチャンネル」という仕組みを持つことだ。URLを共有すれば誰でも入ることができる「サーバー」の中に話題ごとに分かれた「チャンネル」を作ることが出来る。
 サーバーという家の中にチャンネルという部屋を作るイメージだ。URLという鍵を持っていれば誰でも家に入れるし、家の中でどの部屋に入るかは自由だ。
 例えば「部活」というサーバーの中に「大会について」「週末遊びに行くことについて」「部費について」といった風にチャンネルを作り、話題ごとに会話を分ける。これならば会話が混線することは無く、情報を見逃すことは無くなる。

 さらに「役職」がDISCORDの便利さを加速させる。先ほどの「部活」サーバーを例に挙げると「大会メンバー」という役職を作ると他のメンバーにはメンション(通知)を送ることなく「当日は〇〇時集合!」といったようなメッセージを送ることが出来る。これでさらに情報の見逃しは少なくなり、情報伝達の手間は大幅に軽減される。

 ユーザーネームの変更は、サーバーごとに変えることが出来る。例えば「部活」サーバーであれば本名で表示し「〇〇ゲーム大会」サーバーであればプレイヤーネームで表示することが出来る。LINEのように「誰だっけ?」となることがなくなるのだ。さらに相手からは見えない「メモ」を相手に張り付けることが出来る。万一相手の名前や何をしている人か忘れても書き記しておくことが出来るのだ。(「本名:〇〇さん、〇〇の役員」といったように)

ゲーマーよ、DISCORDを使おう

DISCORDの便利さはご理解頂けただろうか。まだまだ便利な点を語ろうと思えば語れるが、いささか長くなりすぎるため、このあたりで切り上げることとしたい。

使ってみれば便利さに気づくから!

ぜひDISCORDを活用していただきたい。

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