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WE ARE LITTLE ZOMBIES、ライブシーンの音が迫力ある訳。

ツイッターで「ライブシーンが本当のライブだった!」と書かれていたので
音の部分をご説明いたします。

劇中で、ライブハウスでライブをするシーンがあります。
(キャプチャがないので、文字だけですみません)

あそこは、ライブハウスで撮影が終わった際に
音だけ5.1chライブ録音をしてます。

お客さんが入った状態で、音楽を流し
お客さんに暴れてもらったり、大声出して貰ったりしました。

この音の為に、いつも自分がライブレコーディングをするスタッフに来てもらい、セッティングをしてもらってます。

ライブハウスで録音する際に、マイクを立てる位置に拘り
リアのマイク位置も微調整して、完全に一般的に売られているライブDVDやBlu-rayと同じ仕様です。

なので、本当にあの会場で鳴っている音なんですね。
だからリアルなんです。

映画のライブシーンは、そんな事までして録音しません。
理由は映画のセリフを録音するチームに、その知識と拘りが薄いからです。
「後から加工して、5.1chにすればいいや」みたいな感じです。

でも自分は違いました、
映画館に来ている方々に、本物を聞いてもらいたい。
そんな気持ちで録音とミキシングを行わせて頂きました。

少し自分の紹介ですが
ライブDVDというものが世の中に出始めた頃、
5.1chで仕上げる事をレコード会社に自らプレゼンし
この仕事を多くとってきました。
安室奈美恵さん、倖田來未さん、葉加瀬太郎さん、ダブルさん、
東方神起さん、少女時代さん、海外だとハービーハンコックなどなど、、、
覚えきれないくらいの5.1chのお仕事をしてます。

当時からこれを専門で行うエンジニアは自分くらいで
DVD売り上げチャートの10位内には、
必ず自分の作品が3から5つは入ってました。

なので、その時手に入れた技を、ふんだんに使ったのが
「WE ARE LITTLE ZOMBIESのライブシーン」な訳です。

そんな事もふまえて、お楽しみください!

サポート頂けますと、書くスピードが上がります、 皆様是非よろしくお願いいたします。 これからも、より為になる記事を書かせて頂きます。