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WE ARE LITTLE ZOMBIES、映画の音量話

映画の音量って、大きいと感じた事ありますか?
人によって感覚に差があるので、難しい問題ですが
製作者が狙いとして大きくしている場合があるので
作品によってもバラツキがあります。

映画音量は納品規定がないので
物凄く小さくても、大きくても、どちらでも正解なのです。

自分がサウンドデザイン、最終ミックスまでしたこの
『ウィーアーリトルゾンビーズ』は
小さい所と大きい所を作っていて
大きい所は、恐怖を感じるようなシーンに使ってます。

そのように、狙いで音量差をつけられればベストなのですが
大半の映画制作は時間が無いので、
音量コントロールを出来なく、頭から大きい、、、そんな場合が多いです。
ハリウッド作品やアニメ作品は特に大きいです。

そこで、劇場側では対策として、音量を下げて流している場合が大半です。

なんの対策かというと、他の劇場に聞こえてしまうとか、
お客様から大きいと苦情が入るとかなんです。

モールに入ってるシネコンとかだと、他のショップまで響いてしまう所もあって音量を下げてしまうんですね。

音量を下げるのは、コマーシャルと本編で音量を変えている所もありますし
初めから音量が下がって機材が設置されている所もあります。
一昔前は、フィルムをかけるアルバイトが、途中で下げるとかもありました。

現在の劇場は音や映像の知識があるスタッフが少なく、
機材は業者任せ。という事が大半なんですね。

音の良さで売っている映画館も、リアサラウンドの片方の音が鳴ってなかったり
酷い所だと、フロントスピーカーの配線がリアスピーカーに繋がっていたり
右スピーカーのツイーターが壊れていたりと、
滅茶滅茶な所も以前目撃してきました。

先日見た、船橋TOHO CINEMAスクリーン2では
他の映画の低域がかなり入り込んで来てました。
音量も絞っているか、アンプのパワー不足で
意図した狙いが正しく再生されませんでした。

『ウィーアーリトルゾンビーズ』がかかって居る間に
いろんな所で視聴させて貰い、
音の面でのベスト映画館を発表したいと思います。

#リトルゾンビーズ #littlezombies


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