嬉の里

一級建築士と考える医療介護の場・空間③

★施設見学
セミナー後は、会場となった施設の見学を行いました。

キッチンもオリジナルで作り付けて、車椅子の方でも利用しやすいようにしている。なるべく家庭的な雰囲気を残しつつ、家具等も設計している。

格子はひとつのコンセプト。完全に仕切っているような仕切っていないような感じにすることで、狭いスペースも広く見せるようにしている。

施設基準として、美容室を設けないといけないという決まりがある。他の施設では本来の使い方が出来ず、機能していないことも多いが、本来の使い方が出来るようにしている。エステやネイル、マッサージなども行っており、人気の場所となっている。


図書スペース。相談室は法律的に設けないといけないが、相談ばかりでなく、「空き部屋を作らない」ように、それ以外の時間も有効に活用できるようなスペースにしている。他にも同様のスペースがあるようだが、そこはカラオケスペースにもなっているそう。

開放的な浴室。景色を楽しむために浴室内に黒いタイルを使うなど、わざと空間を消している工夫等もしている。シャワー側は、手すりも利用者をイメージして設置。空間に合わせるようにオリジナルで設計している。浴槽にはジェットバスも完備(事務長のこだわりだそうです)。


★「施設見学」のレポートは、次回にも続きます!


しゅうじ

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