自慢ではありませんが、私は、静電気をため込んでしまう選ばれた体質です。いつだったか、金属の把手に触れたとたん「バチッ」と静電気が指先に流れ、ロイター板に跳ね返されるように飛び上がりました。

　お金や知識はたまらないのに、脂肪と静電気だけがなぜ溜まる？悲しき性というべきか、はたまた、悲しき前期高齢者というべきか？たまりませんな！

　その昔、務めていた学校の説明・案内にと訪れた県北に位置する某中学校の校長先生と名刺交換をしたときに、「バチッ！」と音がして静電気が走り、思わず、二人共のけ反ってしまったことがあります。恐らく、自家用車で遠距離をおしての訪問だったせいでしょうが、あの時のタイミングの悪さと言うか、ばつの悪さと言ったらありませんでした。もっと言うなら、訪問者として、車から降りた時に静電気を放出させる術を知っておくべきでした。

　という訳で、「電気クラゲ」や「電気ウナギ」「電気ナマズ」ならぬ「静電気人間」なのであります。ある意味「シビレル男」なのですが、人様が遠ざかって行くのが、何とも…。

　その原因は、着ている服の摩擦によって、プラスとマイナスのバランスが崩れることにあるといいます。また、湿度が低いと静電気の発生量が多くなって、「バチッ」と痛みを感じることが増えるとも言います。そして、静電気をためやすい人の特徴は、イライラをためやすい人ではなく、肌の水分量が不足している乾燥肌の人が多いとのことでした。

　そこで、その対策として、
① 部屋を加湿する。
② 手を保湿する。
③ 柔軟剤を使って選択をする。
④ 同じ素材の衣類を身に着ける。
⑤ 肌着は天然繊維にする。
⑥ 静電気防止スプレーを活用する。
⑦ 金属や衣類を触る前に電気を逃がす。
などの有効なアドバイスをネットで教えてもらいました。乾燥肌の私としては、保湿に努めたいと思います。

　しかし、そうなればなったで、「シビレル男」の既得渾名の返上が、ちょっぴり惜しく思われるのです。なんか、さびしい…と。